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社内飲み会が嫌いだった私が、それでも最近「ありかも」と思う理由

私は昔から社内飲み会という文化が大嫌いだった。

新卒で入社した前職の会社では、社内飲み会はもちろん、取引先との接待も頻繁にあった。酔いが残ったまま出社し、重たい頭を抱えて仕事をした日々は、今でも記憶に鮮明だ。とにかく「酒の場」が苦痛でしかなかったのだ。

だからこそ、転職してからは極力、社内飲み会を断るスタンスを貫いてきた。業務時間外はなるべく自由でありたいという思いが強く、プライベートを仕事に侵食されたくない気持ちがあった。

しかし――

最近、少しその考え方が変わりつつある。

きっかけは、「同じ釜の飯を食う」という言葉がふと頭をよぎったことだ。改めて考えてみると、この言葉には否定的なニュアンスはない。むしろ、共に食を囲んだ者同士に芽生える連帯感や絆を表現している。

実際、仕事でうまくいっているチームやプロジェクトでは、何かしら「食を共にした記憶」があることに気づいた。酒を無理に飲む必要はない。一緒に食事をするというだけで、互いの距離は縮まる。言葉では説明しにくいが、そこには確かに人間的な信頼感が生まれる瞬間がある。

考えてみれば、人間は本質的に「共食」の動物だ。古来より、人は火を囲み、食事を共にしながら関係性を築いてきた。それは現代社会のオフィスにおいても、形を変えて生きているのかもしれない。

もちろん、毎回参加する必要はないし、飲み会至上主義に戻るつもりはない。**「過ぎたるは及ばざるが如し」**という言葉もある通り、やりすぎは禁物だ。

ただ、自分の意志で人間関係を築き、物事を円滑に進めたいなら、時には「食事を共にすること」も武器になる。そう思えるようになった自分に、少しだけ年齢と経験の積み重ねを感じる。

だからこれからは、無理のない範囲で、たまには社内の人とも食事をする時間を大切にしていこうと思う。

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