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優秀な社員ありきの会社は終わる。古すぎる基幹システムにメスを

優秀な社員が支えてきた時代は終わる

うちの会社の基幹システム、実は自社で独自開発したものです。

しかも、リリースされたのはもう何十年も前。もはや“遺産”です。

このシステム、外部との連携はゼロ。データを取り出すAPIなんて当然なく、CSVすら出せない部分もあります。

原価管理もタイムリーにできず、現場が手作業でエクセルをつなぎ合わせて何とか運用しているのが実態です。

でも、ここまで大きなトラブルが起きなかったのは、単に“人が頑張ってきた”だけなんですよね。

アメリカ人からもバカにされる

先日、仕事でアメリカに出張してきました。目的は本邦側の業務フローの紹介。

スライドにまとめて各手順を説明するわけですが、アメリカ人がちょくちょく怪訝な顔をして質問してくるんですよ。

「ん?この業務はエクセルのマニュアル手作業なのか?」と…

マニュアル運用に頼る限界

うちの現場は、本当に優秀な社員が多いです。

どんなシステムでも、自分たちで工夫して回してきた。ミスも最小限に抑えて、顧客に迷惑をかけないようにしてきた。

でもそれ、冷静に考えてみると異常です。アメリカ人が呆れるのも仕方がない。

属人的な努力に依存して、システムの弱さを隠しているだけ。しかも、長年そのやり方を続けてきたせいで、“現場が何とかする”のが当たり前になってしまった。

でも、それって未来に引き継げますか?

SAPを入れるのは遅すぎる?――いや、今がギリ最後のチャンス

「今さらSAPなんて入れても手遅れだ」

「これまで問題なかったんだから別にいいでしょ」

そんな声も聞こえてきます。でも、それは過去が未来を保証してくれるという“甘い幻想”です。

今後は、これまでのような“格安で優秀な社員”なんて入ってきません。

若手は古くて非効率なシステムにすぐ見切りをつけ、転職していきます。

今こそ、システムを刷新して業務の標準化と見える化を実現する最後のチャンスです。

「人でなんとかする」から「仕組みで回す」会社へ

これからは、属人化の排除とデータドリブンな経営が当たり前になります。

ERP(たとえばSAP)を入れる意味は単なるコスト削減ではなく、人に頼らず仕組みで業務を回す体制づくりにあります。

DXはITツールの導入ではなく、企業体質そのものの改革です。

さいごに

マニュアルでなんとかなっていた時代は、もう終わりました。

人に依存する経営から脱却しなければ、近い将来、会社は人も利益も失っていくでしょう。

「今さらSAP?」じゃなくて、「まだ間に合うSAP」です。

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