仮想通貨は今まさに暴落相場の渦中にあり、凄まじい値動きをしていますし、一晩で20%近い下落はもはや珍しい光景ではなくなりつつあります。
ツイッター上では悲観と楽観、或いは達観が入り乱れて様々な意見や反応があり、見ていて飽きません。
韓国でも取引所がハッキングされて資産を溶かした被害者が多発しているようですし、悲しいことに自殺者まで出たとか。
苛立ってモノを破壊する投稿も出回っており、投資家たちの怨嗟の声が聞こえてきます。
同じことが株式投資の世界でも起こりうることなので、私は今回の仮想通貨暴落を対岸の火事とは捉えるのではなく、ここから学ぶべきものがあると考えています。
そう、暴落時の振る舞いについてです。
暴落時に取る選択肢はキホン、
- 何もしない
- 売る
- 買う
の三択となります。
「売る」を選択した場合、暴落相場ではよく「狼狽売り」と言われます。「狼狽」という言葉の意味は予期せぬ出来事に遭遇してあわてふためくことですが、「狼狽」の語源を調べてみると
「狽」は狼の一種で、一説に「狼」は前足が長く後ろ足が短いが、「狽」はその逆といわれる。両者は常に行動を共にし、離れると倒れて、うろたえることから。
だそうです。狼も狽も一人だと不安なんですね。
話が脱線しました。
どの選択肢を取るのも投資家の自己責任ですが、投資家として狼狽売りだけは避けたいところです。
「長く相場に居続けること」は投資で成功するための必須条件です。狼狽売りはつまり市場からの撤退を意味しており、この事態は絶対に避けねばなりません。
では、どうしたら狼狽売りという愚行を心理的に押さえ込むことが出来るのだろうか?
そのヒントは意外にもイケハヤ氏のツイッターに見ることができます。
ここ数日間の彼の呟きから学んだことは
- 投資は余裕資産でやること
- 卵をひとつのかごにもらないこと
- 十分安い価格で買ってホールドすること
- 投資以外の収入源をもっておくこと
の4点です。
これらの4点は長く投資の世界で生き残るには必須の教えであり、個人投資家レベルとしては鉄則の心得だと言って間違いない。本当にその通りだと思います。
ですからイケハヤ氏もそうですけど、上記の4つを守っている投資家は今回の仮想通貨の乱高下で狼狽どころか極めて冷静です。
ツイッターを埋め込めないので彼の呟きを引用させてもらいつつ勝手ながら私のコメントを入れさせてもらいます。
イケハヤの場合、仮想通貨を利確してJPYにしたところで、使い道ないんですよね……。
事業のお金は会社から出してるし、個人としての資金使途が「仮想通貨を買う」くらいしかないという。だからガチホの長期投資を貫けるのです。仮想通貨を純粋に楽しんでますね。円に戻す必要ないってこと余裕資産で遊ばれているわけで価格が下がろうが上がろうが大した問題ではないようです。達観されてますね。
投資で勝つ最強の方法は、本末転倒感あるけど「自力で稼ぐ力をつける」ことなんだろうな。自力で稼げるようになると、元本どんどん増やせるし、握力高まるし、銘柄を見極めるセンスも磨かれる。いつだって、資本主義はリスクを取る人が有利。ハイリスクハイリターンというのは、そういうこと。
的を得ていますね。株、FX、仮想通貨を本業にしなさんなという警告ですね。
大前提としては、イケハヤは仮想通貨を余剰資金でしか買ってません。ゼロになっても別に生活は変わりません。また稼げばいいだけ。
相場崩れて狼狽している人は、自己点検するといいですよ。
自分の意志で投資して、余剰資金でやっていて、稼ぐ力があれば、大して気にならんですからね。これはズバリご本人が言ってくれてます。火遊びは余剰資金でおやりなさいと。全財産投入したら下手すると札束で焚き火をするようなももんです。
嫌がらせで言っているようですが、参入タイミングによって、ぜんぜん感覚は違うんですよ。それを伝えたいのです。
古参勢が概ね余裕なのはそういう背景があります。残酷ですが事実。
イケハヤは2017年1月組ですが、2015年くらいから買ってる人は超余裕でしょうね……。株もそうですが、安く買って長期ホールドがバリュー投資の醍醐味です。仮想通貨は安い高いの裏付けがないと言われますが、先行してリスクをとって飛び込んだ人はまだまだ余裕でしょう。これは重要なことです。
アフィブログのタイトルが過激なんで、嫌悪感が先行して歪んだ印象を持っていたことは反省せねばなりません。
彼はただ投資の王道を進んでいるだけでした。
私はというと今さら仮想通貨に手を出せないただのチキン野郎ですから、これからも傍観者でいるつもりです。
当面は社畜として働き、サラリーを主に株式投資と積み立てNISA、イデコで複利運用してコツコツ資産形成を図ります。
おわり