大都会東京。日本の首都であり、政治経済そして文化の中心は東京といっていいでしょう。
そんな東京に私は社会人として駆け出しの頃住んでいました。2003年から2008年の間ですから丸5年間。
その後転職して静岡に移住しました。もう9年になります。
東京と静岡。それぞれのよいところがあると思いますので今日はそんなことを書いてみたいと思います。
東京に住むメリット
人が多いというのは多様な人と出会える機会が地方都市より多い。その気になって行動を起こせば出会いはそこらじゅうにあるのだと思います。
著名な方も東京を拠点に活動している方が多いし、その人の講演を聞いたりそれを通じて人脈を広げたり可能性は広がります。
例えばホリエモンなんていまだに六本木が大好きみたいで拠点としているし、そこで有料のサロンをやってますから金さえだせばホリエモンの講話を聞くことは可能です。
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また、東京には数々の大企業の本社がありますので、株主総会に出やすい。地方在住だと仕事もあるし中々東京まで出掛けて株主総会にでることは難しい。
大学の数も圧倒的に東京が多いし、学びの場も無限にあるのではないかと思います。
とにかく人が多いことはメリットであり、刺激的な日々を求める人にとって東京は素晴らしい場所なのだと思います。
東京のデメリット
メリットがあればデメリットもあるわけですが、人が多いことのデメリットは何といっても通勤地獄でしょう。私が東京に住んでいた頃もひどかったけど、その後も東京への人口流入は続いたことから、今も変わっていないかむしろひどくなっているんじゃないでしょうか。
朝の満員電車ほどつらいことはありません。それが毎日続くのです。満員電車に揺られての通勤がこの先何十年も続くのかと思うと本当に絶望的な気持ちになったのをよく覚えています。
東京に住むデメリットはいつかくるかもしれない関東大震災級の地震です。地震は東海南海地震も怖いですが、人口が過密している東京は甚大な被害がでる可能性があります。
生活コスト。これも東京に住み続けるデメリットですね。家賃もそうですし車を持つと駐車場代も重くのし掛かります。土地も東京が一番高いですし、東京で一軒家を建てるのは大変なことです。
まとめると満員電車通勤、自然災害、生活コスト高。これら三つが東京のデメリットです。
地方都市のメリット
では地方都市はどうなのか。
私の住む静岡市は人口は80万人ですから、まぁ小さすぎず大きすぎずといったところです。
満員電車通勤。これは地方ではあまり問題にならないと思います。私は静岡勤務時代(今は東京勤務)は徒歩で職場まで通えましたし、車通勤の人も多かったです。朝の電車は通勤通学の人たちでそれなりに混みますが、東京に比べれば牧歌的です。
生活コスト。これは確実に東京よりは安くなると思います。駐車場は月数千円ですし、東京のように2万とかありえませんしね。土地代も安くはないですが、坪単価40-50万くらいでしょう。東京だと場所にもよると思いますけど70-80万はすると思います。同じ面積の土地を買うのに倍は言い過ぎでも7-8割は高くつくと思います。
休日マイカーで色んなところに遊びにいけるし、自然が豊かなところが地方のメリットです。私もけっこう享受させてもらっています。
東京は若い人には最適な場所
あくまでも私の個人的な意見ですが、東京という場所は学生や会社の若手にとってすごく刺激的であり魅力的な場所だと思います。
自分の視野とか可能性を大いに広げることができます。
ですが、私のような人生中盤を迎える中年、特にサラリーマンとして仕事中心の生活を送るものにとって東京とはただただ人が多く住みにくい場所なんだと思います。
東京で住宅ローンを組んで家やマンションを買ってしまったらなおさら幸福度は落ちる気がします。東京に住むメリットを殆ど享受できずに会社と家の往復と土日は家族サービスに忙殺される。
だったら東京ではなくて土地も安くてのんびりできる地方の方が魅力的です。
若い頃に東京で得た経験を地方で活かす
東京一極集中の是正が提言されていますが、役人が省庁の分散に消極的ですから中々前に進まないようです。
大企業も相変わらず本社機能は東京に置きたがるし、地方への分散は難しい。
でも、私は若い人は是非東京に来て様々な知識と経験を積んで欲しいと思っています。そして、東京で得た知識、経験、人脈を活かして地方に戻って地域活性にその力を活かして欲しいと思っています。
昔から東京が学問の最先端であったし、明治の偉人はこぞって東京を目指しました。これからも東京はそういう場所であり続けたらいいと思います。優秀な人材を育成するには東京は実に都合がいいし地方には真似できないことですから。
おわり