承認欲求とキャバクラ

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マズローの欲求5段階説というものがあるらしく、人間というものは生理欲求と安全欲求が満たされたら社会欲求なるものが欲しくなるのだそうです。

社会欲求の中でも他者に認められたいという承認欲求が出てくるという。

会社で出世して偉くなりたいとか、お金をたくさんもらって優雅な暮らしをしたいとか、いい女とやりたいとか、そういった俗物的な欲求もこの社会的欲求のひとつといっていいかと思います。

他のブロガーさんで素晴らしい文章を書くし、読みごたえもあるのですが、ブログを書く理由が自己承認欲求を満たすためだとう方ってけっこういらしゃるようです。

私はというと承認欲求が普通の人より少ないのではないかと思っています。

私がこれまでとった人生の選択においても思い返せばそうでして、例えばいい大学に入って他人からよく思われたいとか、高給取りになってモテたいとか考えていませんでした。

実際、世でいうところのいい大学にいけなかったし、高給取りでもありませんから負け犬の言い訳ととらえられてもしょうがないですが。

物事の順序が逆というか、例えば○○という学問を学ぶなら○○大学の○○教授が世界的な権威だからこの大学に進もうとするのが私にとって普通の思考の順序であり、他人からよく思われたいから○○大学に入ろうというのは考えもつかなかったことだということです。

このブログにしても単に自己満足で書いているだけですし、他人へ影響力を行使しようとか他人から認めてもらおうとかいうつもりは毛頭ありません。

読者の数が増えようが減ろうがそれは結果であって目的ではないです。

承認欲求という言葉について考えを巡らせていたら、キャバクラに行き着きました。

キャバクラの価値とはまさに世の男性の承認欲求を満たすことが最大の価値なのですね。若い女性にお酌をされながらまるで殿様のようによいしょされつつ、どんなうさ話にも付き合ってくれますから。

日常生活では決して満たされない承認欲求を金を払って満たしてもらう場所。それがキャバクラなんですね。

今の職場は会社帰りにキャバクラにいくことはなくなりましたが、前職はけっこう頻繁に会社の金でキャバクラに連れていかれることがありました(たいてい中国人のママがやっている場末のカラオケキャバクラですけどね)。

でも私には未だにキャバクラにいって何が楽しいのか理解できないでいます。

そもそもキャバ嬢と話すことが思い浮かびません・・・。コミュ障ですね。完全に。

カラオケスナックなんかも同じです。金を払ってこの種のサービスを受ける動機がまったく見あたりません。

無駄なことに金を使う必要がないってことで、良いことだと思うようにします(笑)。

おわり