この間、電車に乗っていたらとある中高一貫学校のCMが流れていて記憶に残ってしまった。内容が社畜養成そのものだったからだ。内容は、
他人のために自らの苦痛を厭わない、そんなジェントルマンを育てます
こんな感じの内容だった。
少々穿った見方になってしまうかもしれないが、学校教育そのものが従順な社畜養成所みたいなものだからなぁ。
「他人のため」というのは広義には「会社のため」でもあるわけで。
会社の利益のため、顧客のため、上司のためには自ら長時間残業も厭わない。そんな従順な子供を育てます。つまりこういうことだろと。
学校側にそんな意図はないだろうが、日本の大企業が求めている人間像とはまさにこれだからなぁ(全てとは言わないけど)。
だが、行方不明の男児を見つけたスーパーボランティアの尾畠春夫さんの活動を知ったら私の歪んだ思考が変わった。
だってこの人が実践しているバックボーンがまさに「他人のために自らの苦痛を厭わない」ということだから。
本当にすごい人だと思う。老害巻き散らかしているシニアに爪の垢を煎じて飲ませたい。てか、私が飲むべきだな。
尾畠春夫さんの件は自分の偏屈な考え方を見直すいい機会になった。
おわり