底辺校で高校教師として働いた3ヶ月のこと

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会社の隣の席に座っている後輩Sくんと昼休みにふとしたことから学生時代のバイトの話しになった。

彼は実家が比較的裕福だったらしく、学生時代バイトをする必要がなかったらしい。一方仕送りが限られていた私は普通にバイトしていた。

学生時代のバイトの是非については色々あると思う。

学生の本文は勉学であり、バイトに明け暮れるのもどうかという意見もあれば、社会に出る前に貴重な職業体験の経験を積むことはいいことだという意見もあったりするだろう。

私は中立な意見で、やりたい人はやればいいし、本人がやりたくなくて且つやらずに済むだけの経済的支援を親から得ているならバイトなんてやらなくていいと思っている。

ただ、私自身はバイトをやってよかったと思っている。

金を稼げたことももちろんあるが、バイトを通じて自分の向き不向きというのが少しはわかったし将来の仕事の選択しを考える上でもバイトは参考になったからだ。

私が学生時代にやったバイトは新聞配達、アイスクリーム屋の店員、コンビニ店員、駐車場誘導係り、ユースホステルの住込み手伝い、ピザ配達、家庭教師、塾講師、臨時高校教員(理科)と全部で9つのバイトをやったことになる。

これらのバイトの中で新聞配達と駐車場誘導係りだけあまり人と関わらなくてもすんだ仕事かと思う。それ以外はサービス業に分類される仕事となり、多かれ少なかれ他人とのコミュニケーションを求められる。

当時の私は今ほど人嫌いではなかったし、飲み会も好きな方だったからバイト自体は楽しくやっていたと思う。でも、今から考えても「二度とやることないだろな」と思えるバイトをあげるとするなら、教員だ。

大学院に在籍していたころ、とある教授の依頼で公立高校の理科の教員を3ヶ月だけ勤めたことがあった。教員免許は県から臨時免許が交付されて、その間、本当の教師として働いたことになる。

私が臨時教員として働いた高校はいわゆる底辺校(モンキー校)と言われる高校で、まともな授業が成立しないような高校だった(この話しを受ける際に知らされていなかった)。授業中に寝てるだけならまだしも、歩き回って奇声をあげる生徒たちを目の当たりにしたときはさすがに面食らった。

今でもあの退廃的な教室の雰囲気は忘れられない。私が何を言っても奇声でかき消されてしまったが、それでも中には一生懸命授業を聞こうとする生徒もいたことは救いだった。

改めて教師は大変な職業だと実感した。それに教師も会社員と同じヒエラルキーの中に身を置いていることもわかった。つまり、校長や教頭が会社でいう社長や副社長といったポジションに相当するのだ。

校長や教頭の前ではジャージ姿で竹刀をぶら下げているような体育教師も飼い慣らされた犬みたいな忠犬ぶりだったし、酒席では上座下座が徹底されていたように記憶している。

何かと不祥事があったり、社会から批判されることも多い教師だが、底辺校の平教師には同情する。本当大変な仕事だ。生徒の扱いが大変な上に親御さんの相手もしなきゃならんし、校長教頭にはゴマスリしないといけない。

最近髪の毛を黒にするとかしないとかで裁判になっているとのニュースがあるが、ひょっとしたら舞台は底辺校なのかもしれない。だとすると見方は少し変わってきてしまう。

おわり

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