2021年衆院選 審判は下された

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今回の衆院選、固唾を飲んで見守っていましたが、開票速報を見ながら寝てしまいました。

東京で石原伸晃さんが落選し、神奈川では甘利幹事長が落選し、自民劣勢、立民優勢か?という時間帯で寝落ちしてしまったようです。

しかし、翌朝目覚めて確認すると自公連立で過半数を大きく超えていました。

自公連立で絶対安定ラインを超えたということで株式市場にとっては安心材料。個人投資家の端くれとしてはこの結果を一先ず歓迎したい。

今回の選挙、野党は立民、共産党、社民党、れいわ新撰組が共闘して統一候補を擁立して選挙戦を戦った。

結果はどうだったのか。

立憲と共産党が議席を減らしてれいわが3議席。これだけ見ると失敗に終わったように見えるし、結果はそうだろう。

しかし、野党が共闘したせいで小選挙区で自民の重鎮を破った選曲もあり、甘利幹事長の落選が象徴的でもある。

弱小与党が自公連合と小選挙区で伍して戦うためには共闘するしか方法がないのは分かる。だが、有権者の視点から見れば共産党と共闘してはダメだろう。

福祉政策、経済政策で共闘できたとしても、共産党というのは自衛隊を違憲とし解散すべきだという危険な思想を持ってる狂人の集団であり、天皇制を否定し、アメリカに押し付けられた日本国憲法のコテコテの護憲主義だ。

中国、北朝鮮、ロシアいう敵国が強大な軍事力で近隣諸国を恫喝してる情勢の中で、日本だけがお花畑で軍隊を持たないなど話にならない。

自民と憎しの浮動票の一部は小選挙区で立民候補に流れただろうが、大多数の浮動票は立民ではなく維新に流れ、維新は公示前からの4倍近く議席を伸ばし、野党第二党に躍進した。

野党の中でも立民がコケて大幅に議席を減らし、維新と国民民主が躍進したのは何故か。それは立民が共産党に擦り寄るという悪手をとったことに対し、維新も国民民主も自立して国民に政策を訴えたからでしょう。

比例代表が維新、国民民主に流れたのは間違い無いと思う。

あと、立民の失敗はその政策にも大いに起因していると思う。江田氏のNISAへの30%の課税発言は個人投資家を一斉に敵に回したと思われる。

一般と積立合わせて1500万口座あり、近年20代と30代の伸びが顕著になってる。若い人ほど時間を味方につけることができるので長期でやれば老後の資産形成として最適な制度だ。

それに課税とは。暴論と言っていい。貯蓄から投資というこれまでの努力が水の泡。こんなことがまかり通ったらこの国がさらに貧しくなる。

これには流石に若い人も立憲ておかしい、間違っていると感じたんじゃないだろうか。実際、比例代表投票の各党の年代別得票率を確認すると若い世代ほど立憲の得票率は低いのが分かる。

これを見ると若い世代ほど自民党を支持していることがわかる。

結果的に自公連立が地盤をしっかり固め、立民が没落し維新が躍進した選挙だった。

維新は観に自民と言われたりするし、やや右寄り過ぎる気がするが、自公連立をしっかり監視し、鋭い批判を期待したい。

是々非々で良い法案は与野党協力して国会で成立させればいいし、悪いものは悪いとしっかり与党の誤りを正していくことを期待したい。

さて、次は来年夏の参院選だ。

おわり