年明けの日本株の相場はご祝儀相場というのか絶好調であった。日経平均は30000円に届く勢いだったが、その後失速。グロース株中心に猛烈な下げ相場となった。
一時はどこまで下がるのかそこが見えない展開であったが、26000円を底に反発して再び上昇トレンドに入ったらしい。
私のPFはというと実は大して影響を受けていない。何故なら殆どがバリュー株で構成されているからだ。
私の好きな銘柄は基本的に高配当株。高配当が故にバリュエーションは常に割安で放置されてきた銘柄たちだ。
例えば総合商社。私は丸紅と三菱商事にベットした。
これらはコモディティ価格の上昇とともに業績は絶好調であり、株価も堅調だ。丸紅に至っては株価は2倍になったし、配当利回りも増配に次ぐ増配により12%と脅威の数字となっている。
それとメガバンク。こちらもフィンテックの台頭により古臭いビジネスの代表格として長年株価は低迷。マイナス金利も相まって、株価は割安で放置されてきた。
それが米長期金利の上昇トレンドに乗って株価はガンガン上がってきた。流石に上がりすぎだろうと思って、三菱UFJは半分利食いを実行したのだが、一旦落ちた株価は再び上昇し年初来高値を更新している。
そして、忘れてならないのは海運の躍進だ。海運も長らく冷飯を食わされ続けたセクターと言っていいだろう。
だが、コロナ禍による物流の混乱で空前の利益を叩き出している。株価は急騰したが、それでもバリュエーション的には超割安であり、商船三井に至ってはPERが1.7倍といった意味不明な数字になっている。
きっちり増配という形で株主にも還元してくれているし、もう言うことはない。
直近の決算発表で商船三井も郵船も増配を決めており、配当利回りは凄いことになっている。なんと、商船三井は利回りが30%を超えているのだ!
今年は商船三井だけで配当が73万円も出る予定。恐らく来期の中間配当はもっとでるだろうからもしかしたらこの銘柄だけで100万円行くかもしれない。
あとは大きいところではJTか。決算は来週以降だが、ここも最近の下落相場の中で株価はほぼヨコヨコだ。安定している。
決算内容が良ければここもグロース株から逃げてきた資金の受け皿になり得るだろう。
バリュー株が勢いづいている一方で、グロース株にとっては受難の時代に突入している。例えばエムスリー。マネックス証券のヒロキさんも保有しているという銘柄だが、株価は意味不明のだだ下がり。
エムスリーを筆頭に高PER株が売られている。このトレンドは当面続きそうだ。安くなったからといってこれらのグロース株に安易に手を出すと火傷をするだろう。
今は完全にバリュー株に部がある。高配当、財務良好、かつ成長しそうな銘柄に追加投資していきたい。
おわり