いわゆる高値掴みというやつをやらかしてしまったらしい。
そう、タイトルの日本コークス工業である。
ウクライナ戦争が勃発し、にわかに石油などのコモディティが高騰した。その際、ここも一気に人気化し、株価が年初来高値を更新。
乗り遅れるなといわんばかりにINPEX、住友金属鉱山、そして日本コークス工業の株を買い漁ったのだった。
私の賭けは3戦中1勝2敗。
INPEXは辛うじて10%ほどプラス。だが、住友金属鉱山、日本コークスはいずれもマイナス。
特に日本コークスは-30%と完全に目論見が外れた。完敗である。
株数は8000株。183円で買ったから現時点で46万円ほどマイナスとなっている。
もっと上がると見込んで買ったのに、逆に株価は急落。年初来安値付近をずっとウロウロしている状態だ。
配当権利は得てるので5万円ほど配当は得られるが、焼け石に水だ。
思惑が外れたのだから躊躇なく損切りすべきなのだろう。損を確定させ、新たに値上がりしそうな銘柄に資金を突っ込むべきなのかもしれない。
でも中々それができないのが私の投資家としての限界なのかもしれない。
つまり短期トレードに向いていないのだ。配当を狙うならもっと待つべきだった。
現金を得たらすぐに株を買ってしまう癖も今回は悪い方に働いてしまった。
反省すべき点が多いトレードであった。
だが、まだここは保有し続けたいと思う。今人気がなくなっただけで、事業環境が劇的に悪化した訳ではないからだ。
特に決算内容が悪かったわけではない。いや、むしろ業績は近年の中では飛び抜けていい。だから増配もしてくれている。
ただ、今期の予想は非開示だった。株が売られている理由はここかもしれない。
何せ主力はコークス。環境に悪い。投資家受けは良くないのは明らかだ。
だが、世の中はまだ石油や石炭といった化石燃料を捨てられるほどの技術革新は出来ていない。
だから当面この堅調業績は続くと見ている。
このストーリーが大きく崩れた時はその時は売らなければならない。だが、そこがまだ見えていない段階では売り時ではないと思っている。
最後は自分で決めなければならない。投資家とは孤独な生き物だ。
おわり