4967950128

【期初面談の落とし穴】若手女子社員が突然泣いた日

期初の人事面談は、目標設定と意識のすり合わせという意味で非常に重要な時間です。我が課でも順次、部下一人ひとりと面談を進めているのですが──今年で2年目になる23歳の若手女子社員との面談で、ちょっと驚く出来事がありました。

すぐ泣く若手社員

彼女は、なかなか手強いタイプです。真面目で仕事にも意欲的なのですが、どうも感情の起伏が激しい。今回の面談中も、目標のすり合わせの最中に突然、涙がポロポロ……いや、ポロポロどころではなく、嗚咽交じりに泣き始めてしまいました。

正直、面を食らいました。

目標の内容については、決して否定したわけではありません。本人が考えてきた案に対して、より現実的で実行可能な内容に修正提案をしただけ。むしろ、今の彼女の実力を評価しているからこそ、達成可能な目標に落とし込もうとしたつもりでした。

しかし、彼女にとってはその修正がよほどショックだったようで、「自分の考えが否定された」と受け取ったのかもしれません。

女の涙は卑怯?それともSOS?

この時、私の頭にふとよぎったのは「女の涙は卑怯だな……」という率直な感情です。理屈の話をしていたのに、突然感情論で返される。これでは議論にならないじゃないか、と思ったのが正直なところです。

けれども、少し冷静になって考えてみました。これは彼女の精神状態が一時的に不安定になっている兆候なのかもしれない、と。

今の若い世代はメンタルに不安を抱える人も少なくありません。もしかすると、仕事以外にも何か抱えているのかもしれない。だからこそ、上司として「泣いた=面倒くさい」と切り捨てるのではなく、「泣いた=何かのサイン」と捉える必要があるのかもしれません。

若手とどう向き合うか

今回の件は、改めて自分のマネジメントスタイルを見直すきっかけになりました。昭和的な価値観で「泣くな」「甘えるな」と言いたくなる気持ちもあるのですが、時代は変わっています。

とはいえ、泣かれたからといって、全てに忖度するのは違う。要は**「感情を受け止めつつ、論点は論点として切り分けて伝える」**ことが求められるのだと感じました。

今後、彼女に対してはもう少し丁寧に「なぜ目標を修正したのか」「その背景にある評価や期待は何か」をしっかり伝えた上で、本人の思いも汲み取るようにしようと思います。

上司の皆さん、泣く部下に出会った時、どうしていますか?

面談というフォーマルな場で泣かれると、つい動揺してしまうもの。けれど、泣くことにはそれなりの理由があります。頭ごなしに否定せず、冷静にその背景を探ることが、今の時代のマネジメントには求められているのかもしれません。

いつも読んでいただきありがとうございます
ブログの更新情報は https://twitter.com/happyrihito2で発信しています。ぜひフォローお願いします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました