会社より大事なこと。それは自分の人生の中長期計画だ

Pocket

理人です。

たいていどこの会社にも計画というものが存在します。今月の販売計画、利益計画、費用計画等々・・・。

そして計画と実績が毎月出てくるので計画に対する差異がなぜ生まれたのかを考え、そこに問題があるのなら改善していくというアクションを取ることが求めらがれます。

よくPDCAとかいいます。これもまず計画がありきです。計画があって、それを実行する。そしてそれを確認してさらに改善アクションに取り組む。

サラリーマンの仕事とはこのPDCAサイクルを永久に回していくことなのです。

会社の中期計画

特に上場している株式会社は株主への説明責任求められますので、事業をより大きくして株主に利益を還元する責任があります。

なので、経営者は中期計画とか中期ビジョンといったことを発表し、株主に必死に自分の経営者としての資質をアピールをしたがります。

例えば○年後、20XXまでに売上高1兆円、営業利益率10%以上、ROE 8%以上といった具合ですね。

会社というのはこの経営目標を達成するために動くのですね。

会社の中期計画を達成したところで待っているのは・・・

会社で働くサラリーマンはこの経営者が勝手に作った経営数字を達成するために心血を注ぐことになるのですが、それはサラリーマンの宿命なので逃れることはできません。

給料をもらう以上は経営者が掲げた中期計画を達成するために働くことは当たり前のことですからね。そこから逃れることはできないのです。

でも、ぶっちゃけた話、会社が中期計画を達成しようがしまいが私にはどうでもいいことです。別に達成したからといって給与が倍になるわけでもなし。中期計画が終わったらまた次の中期計画が始まるのです。

サラリーマンを長く続けるコツは考えすぎないこと、過度な責任を負わないこと、諦めること。この3点につきます。

会社は誰のもの?

はっきり言いますと会社は株主のものです。資本主義である以上、それはゲームの前提として理解しておく必要があると思います。

間違っても会社は従業員のものなんて思わないことです。

少し考えればわかる理屈で、株式会社が従業員のものであるならなぜ過労死が起こるのか説明がつきません。

会社は社長のものというのもやはり事実ではありません。社長は株主から経営を任されているだけに過ぎません。社長も所詮は雇われサラリーマンなのです。

会社は労働者という薪を燃やして走る永久機関

上に書いたとおり、会社は一連のPDCAサイクルをひたすらに回し続ける永久機関のようなものです。それを支える人材もまた、入社–>出世–>退職をひたすら繰り返すのです。まるで暖炉にくべる薪のごとく・・・。

労働者の人生をエンジンに投下してそれを燃やして走り続ける永久機関。なんだか会社が恐ろしい化け物のように思えてきてぞっとしてきました(-_-;)。

私が会社をやめたところで会社は痛くも痒くもないでしょう。私の代わりの薪などどこにでも転がっていますしね。

自分の中長期計画を作るべきだ

これまで会社の本質をざっと振り返ってきました。そして気づいたことがあります。

会社の中期計画よりも自分の人生の中長期計画を作る方が大事なんじゃね?ってこと

自分の人生の計画がないのに会社が立てた計画の達成ばかりに心血を注ぐってやっぱりどうかしている。

会社は会社。自分は自分。自分の人生の設計をちゃんと考えて、3-5年先、いや10年-20年先のことをちゃんと見据えて生きていかないとダメだと強く思うようになりました。

そうでないと私の人生は殆どを会社という化け物の燃料にされてしまうだけの惨めな人生で終わってしまいますから。そうならないように生きていかねばなりません。

おわり