仮病で会社休むのも立派な生存戦略なんです

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サラリーマンを長く続けるコツがあるとすれば、その一つは間違いなく「キチンと休むこと」だと考えています。

自分自身、「キチンと休むこと」を実践できずに疲弊していき、やがて精神にも変調をきたしてしまったことから経験として休むことの大切さは理解しています。

サラリーマンやっていると必ずどうしても布団から出たくない朝ってありますよね。

私もそうです。

そういう時は思いきって仮病を使って休むことをは私はオススメします。私もそのように仮病で休むことはありますから。

ちなみに私は今週の月曜日と火曜日連続して仮病で会社を休みました。上司とはメールで以下のやり取りでおしまいです。

私:どうやら風邪をもらったようで朝から熱と下痢です。大変申し訳ありませんが、本日休暇を頂きたく。例のプロジェクトは週末に先方からボールが帰ってきているはずなので、内容精査してボールを投げ返す必要があります。会議室は○○を予約してあります。よろしくお願いします。

上司:了解。しっかり休んで早く治してください。

これで終わりです。誰も貴方、私を仮病だと疑いませんから安心してください。

貴方、私が出社しなくて会社は普通に回っていくものです。休んだって全然構いません。

休むからこそ体力とやる気を回復させ、仕事でも活かされるというものです。

むしろ体が休めと言っているときに無理して働いてはいけません。体からのサインには素直に従いましょう。

東日本大震災の自衛隊の活躍を覚えているでしょうか?

日々鍛練されている屈強な自衛隊ですら24時間動き続けたら過労で倒れてしまいます。

限られた戦力を長期的に効率よく運用するためには隊員が「キチンと休むこと」がとても重要なんです。

24時間不眠不休で救助活動をやっていたかというとそうではなく、隊員達は交代制で交互に温かい飯と睡眠をとり、体力をしっかりつけてから現場での救援作業に従事していたのです。

隊員全員が不眠不休で救助活動をやっていたらすぐに機能しなくなっていたでしょう。

ミッション遂行のためには戦略的に「キチンと休むこと」が重要になるのです。休んでいる隊員を見て「怠け者」と呼ぶ上官は自衛隊にはいません。

同じようなことが社会性昆虫である蟻にもいえます。

一説によると働き蟻のうち2割は何の仕事もせずウロウロしているそうです。

コロニーから働き者の蟻だけを集めてもやがてそのうちの2割は遊ぶようになるらしい。

有名な話ですね。

これも戦略的休暇であり、いざというときの戦力を温存している蟻の生存戦略です。

サラリーマンだって戦略的休暇を取たって全然構わないのですよ。そう、生き残るための生存戦略なんです。

会社側だって社員の体調、特にメンタルヘルスは近年大変気を使っていますから、うつ病社員を出したいはずはないんです。

経営者の視点で見たって社員の健康あってこその事業運営ですから、その点、労使の利益は一致しているのです。

自信をもって堂々と仮病で休みましょう。或いは堂々と有給休暇をつかいましょう。

誰も貴方、私が休暇を取ること気にしやしません。

他人は自分が考えているよりずーと貴方、私に無関心なんです。

風邪を引いた時も同じです。咳をしながら無理に出社すると周りに迷惑ですから絶対家で安静にしてましょう。

会社は貴方、私が抜けてもちゃんと回るのです。安心して休みましょう。そしてもっとずうずうしくなりましょう。

ただし、休んでいる間に代わりに仕事をしてくれたチームメイトには出社したら真っ先にお礼を言いましょうね。

おわり