ある水泳の選手の白血病が明らかとなった。
私は水泳に限らずスポーツに関心が薄く、あまり最新の情報を知らないのだが、今回のニュースは流石に耳に入ってきた。
なにせ年はまだ18歳である。
将来のある若い人が難病を患うというのはおっさんとなった私としてはやはり運命のイタズラを考えずにはいられない。
そう、運命なのだ。
幸も不幸も運命。予め定められていたこと。
私にも数えきれない災難があったし、未だにそれは私の人生において暗い影を落としている。
それは運命なんだ。避けることは出来なかった。
そういう不運は多かれ少なかれ誰にでもある話です。
それが生きることなんだから。
自分では如何ともしようがない不幸というものもある。
唯一骨髄のドナー登録というのは人間の善意の塊だな。
与える方はなんの見返りもないが、見ず知らずの他人の人生を救うために骨髄を提供するのだから。
水泳選手が白血病にかかったことで、ドナーバンクが増える。
そして水泳選手以外の患者が生きる希望が増えるのかもしれない。
いいことなんじゃないか。
私も微力ながらドナー登録だけはやっておくかな。
おわり