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「向いてない仕事」は地獄──辞めていった若手社員の本音とその背景

また一人、職場を去っていった。

うちの会社、やっぱりキツいのかもしれない──

また一人、若手社員が辞めていった。年齢は30代前半。2年ほど前に転職してきた人物だ。

希望していた海外関係の仕事に就くことができて、最初はやる気に満ちていた。

私が今の部署に異動してきた当初も、彼は明るく、エネルギッシュだった。

しかし、ここ最近は明らかに様子が変わっていた。

げっそりと痩せて、言動にも覇気がなくなっていた。性格もどこか暗くなり、オフィスでの存在感が薄れていった。

正直なところ、「そろそろ辞めそうだな」という雰囲気は感じていた。

本人が語った退職理由とは?

彼が語った退職の理由は次の二つだった:

  • 働き方が合わない
  • 体調が悪く、このままでは潰れそう

表向きには「働き方が合わない」と言っていたが、たぶん本心は「仕事そのものが合わなかった」のだろう。

要は向いていなかった、ということ。

向き・不向きは誰にでもある

仕事に向き不向きがあるのは当たり前だ。

会社が与える役割と、その人の適性がうまくマッチしないことは、どんな職場にもある。

うちの職場は罵詈雑言が飛び交うような環境ではないし、残業や休日出勤もない。

フレックス制で出勤時間も自由、有給も取りやすい。風邪を引けば気兼ねなく休めるし、正直ホワイト企業の部類だと思う。

それでも仕事が合わないとなると、環境がどれだけ整っていようが意味をなさない。

それはもはや「緩やかな拷問」に等しい。

例えるなら「子供嫌いが保育園で働くようなもの」

例えば、私のような子供嫌いの人間が保育園で一日中子供と過ごすとしたら──

どれだけ勤務時間が短かろうが、福利厚生が良かろうが、精神的な負担は想像に難くない。

彼にとっての今の仕事は、それと同じようなものだったのかもしれない。

「合わない」「向かない」ことを長時間やらされ続けると、心身ともに消耗する。

その結果、性格や体調にまで影響が出てくるのだ。

辞める決断は、逃げではない

人生は限られている。

合わない仕事で毎日を消耗するより、自分の適性に合った環境を探す方がよほど建設的だ。

無理に続けて体を壊しでもしたら、それこそ本末転倒。

会社にとっても、短期的な戦力ダウンは痛いが、健康を害して長期的に不調を抱えられるよりは、よほどマシだ。

彼の未来に幸あれ

彼は退職後、しばらく実家に戻って静養するとのこと。

まずはしっかりと心と体を休めて、また新しい人生の一歩を踏み出してほしいと思う。

私自身、会社に残る立場ではあるが、彼の決断を責める気にはなれない。

「合わなかった」という、たったそれだけのことが、人の人生に大きく影響する。

だからこそ、仕事選びはシビアであるべきだし、もっと柔軟でもいいのだと感じる。

🧩まとめ|「ホワイトな環境」でも、合わなければ地獄になる

うちの職場は世間的に見れば恵まれている方かもしれない。

でも、どんなにホワイトな環境でも、本人にとって合っていなければ、それは立派な地獄だ。

働く上で本当に大切なのは、労働時間でも福利厚生でもなく、自分が納得できる仕事かどうか。

今回の彼の退職は、それを改めて考えさせられる出来事だった。

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