アフターコロナの世界①

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連日自粛自粛で気分が滅入るし、有名人なんかも新コロのせいで亡くなっていたりと令和2年のGWは最悪だ。

令和おじさんとか言われてはにかんでた菅官房長官も今はTVでみるのも痛々しい。疲れているんだろうね。オリンピックも延期になってお祭り気分はどっかに行ってしまった。

春の陽気満開の今の季節、本来はGWの長期休暇で行楽地は人で埋め尽くされる予定だったのに、自粛自粛で外食さえままならない。

とりあえずこの自粛は5/6までだというけれど、5/7に非常事態宣言が解除されるなんて期待は薄いし、私たちの生活はこれからも新コロに翻弄されると思う。

いつ何時自分が、自分の家族が自分の職場の同僚が新型コロナに感染するかわからない。そういう恐怖とともに生きる世界が来るのではないかとそう思うわけです。

そんな中、最近、識者が盛んに口にしてるのがビフォーコロナとアフターコロナの世界について。

今まで当たり前と思っていたことがアフターコロナではそうではなくなるかも、ということで社畜である私にとってもアフターコロナの世界はとても興味深い。

今は自粛で経済活動が止まってしまっているし、こんな中、営業をするパチンコ店はメディアのさらしものになっているが、いずれにせよ経済活動を止めるなんてことをずっと続けることは不可能ですし、いずれ恐る恐る再開していくことになります。

そうなった時に、これまで普通にあったものが多分普通でなくなる・・・アフターコロナの世界を想像してみたくなります。

私の仕事にも大きく関係することですがアフターコロナの世界においては海外出張がほぼ絶滅すると思います。

私は個人的にこれは大賛成で海外出張は会社経費の中でもっとも無駄な経費だと思っています。コストをかけるわりにリターンが少ない。投資対効果が著しく悪い。

例えば私がアメリカに一週間出張するとしましょう。どれくらいの経費がかかるかざっくり書きますと、

  • 出張準備金:8,000円
  • 国内移動費:15,000円(新幹線往復+成田エクスプレス)
  • 航空チケット:150,000円(エコノミー格安)
  • 宿泊費:60,000円($120/泊 x 5日 為替は100円で計算)
  • 出張手当:35,000円(5,000円/日 x 7日)

ざっとこんなもんでしょうか。現地での食事は含めてませんが、これを含めるともっと費用はかかりますね。トータルで26万8千円也。

たった一週間の海外出張で私の手取り給与なみの費用がかかっているのです。問題はそれだけのコストをかけた見返りとして会社利益に貢献しているのか?なんですが、残念ながら貢献はほとんどできていないと言っていいでしょう。

出張旅費27万円を稼ぎ出すために必要な売上高はざっくり100万円くらいになりますが、手に汗握る商談をしにいっているわけではありませんのでたいてい売上はゼロで費用だけかかっているのが実態です。

私が出張してやっていることはたいていWeb会議で代替できるような話が多いんですね。例えば販売状況の報告を聞いて、質問やDiscussionしたりすることも出張の目的に含まれていたりします。

これって、Web会議はおろか、実際はメールとか事前のパワポとか送ってもらえればそれで事足りるんですよね。わざわざ時間と金と二酸化炭素をまき散らしてまでする必要ないってのが私の意見です。

地球温暖化防止が叫ばれる中、飛行機での移動を「飛び恥」と揶揄する風潮もあります。

実際、旅客機が1年間に排出する二酸化炭素の量はすさまじく多く、2018年に排出したCO2はなんと9億1800万トン。これはドイツとオランダを合わせた年間排出量とほぼ同じ量だとか。

大事な人に会いに行くとか、そういう移動は仕方がないです。観光もそれで生計を立てている人々もたくさんいるし、それをやめろとは言えません。

でも、テクノロジーの進化で海外出張というものは劇的に減らせるはずです。ゼロにだって不可能じゃないはず。

どうせコロナのせいで簡単に国境をまたいだ人の往来は厳しく規制され、今までのように気軽に海外出張はできなくなります。

それならいっそのこと業務自体を見直して海外出張なしでも回る組織に作り替えていくことです。それが会社にとってもいいし、地球にとってもいい。

新型コロナの危機を逆にチャンスととらえ、これまでの悪習を叩き壊していきたいですね。

おわり