やっと睡眠薬から解放された

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長年不眠症で睡眠薬が手放せない状態でした。かれこれ5-6年は薬に頼っていたと思います。

薬はかかりつけの医院で不眠を訴えれば処方してくれます。私の場合、マイスリー10mg錠を飲んでいましたね。正式名称はゾルピデム。

比較的依存性の少ない、体への負担も軽く副作用もあまりでない睡眠薬として使われるようです。実績も豊富ですし、処方しやすい薬のようですね。

常用としてマイスリーに落ち着きましたが、過去はロヒピノールという少しキツイ薬を試した時もありました。

今から思えば怖いことですが、ロヒピノールは副作用がけっこうでましたね。夜、健忘症みたいな症状がたびたび起こりました。寝ぼけて歩き回ったりするのですが、本人は全く覚えていないのです。

また出張先によっては時差のせいで夜中の2時に目が覚めてそこから眠れないということがありますので、その対策として持続力のあるネルボンを飲んだりもしていました。

ネルボンの場合は副作用として夜頻尿があるようです。私はこのタイプで夜中に何度もトイレで起きてしまい結局朝までぐっすりというわけにはいきませんでしたね。

そんわけで、いつの間にか薬が手放せなくなり、もはや不眠症かどうかも忘れかけていたころ、とあるきっかけを機に薬を飲まなくなりました。かれこれ7カ月近く薬は飲んでいません。

飲まなくなったきっかけは、昨年10月の海外出張でした。うっかり飲み薬を持ってくるのを忘れてしまったんですね。

ただでさえ枕が変わったら眠れない性格なので、睡眠薬なしで果たしてちゃんと眠れるのか、不安ではありました。でも薬がないのだから仕方ないです。

出張初日は旅の疲れとお酒も入ったのとマッサージ(出張先がタイだったものですから・・・)の効果があったのか意外やぐっすり朝まで眠れたのでした。

二日目も軽くお酒も入っていたのと、マッサージのせいかベッドでゴロゴロしているうちに寝落ち。気づいたら朝という最高の目覚めでした。

1週間ほどの出張でしたが、朝まで眠れないという日はなく、寝つきが悪い日でも短時間の睡眠で頭はすっきりしていました。そう、疲労が取れているんです。

ポイントは必ずしも睡眠時間と心身の疲労回復は比例しないという事実です。

薬に頼ってぐっすり眠れた気でいても実はあまり脳はしっかり休めておらず、むしろ疲れを翌日に持ち越しているような気がします。

薬を飲まずに結果的に入眠するまで時間がかかったとしても、人間、4時間以上しっかり眠れたなら大丈夫です。

4時間の睡眠で大丈夫・・・?

よく一般的に理想的な睡眠時間は7時間といったりしますが、これは間違いで必要な睡眠時間は個人差があるうえに年齢とともに変わるのですね。

年をとればとるほど睡眠時間は短くなります。人間の脳はそのようにできているらしいです。つまり、少ない睡眠時間で回復します。というか年をとるほど長時間眠れなくなるものなんです。

高校生の頃はそれこそ何時間でも寝ることができましたが、今は8時間が限界です。普段なら5-6時間でOKです。

眠れない夜、寝つきが悪いは無理に眠ろうとするのではなく、眠くなるまで何か別なことをしていればよいのですね。私はスマホをいじいじよくやります。そのうち自然に眠くなってきて、気が付いたら寝てます。

薬を使って強制的に眠るのは実は体によくありません。やはり薬ですからそれを代謝するために体に負担がかかってしまうのです。

薬がないと一睡もできない場合を除き、少々寝るまで時間がかかる程度で薬に頼るべきではないですね。薬なしで寝れるならそれに越したことはありません。

最近の睡眠薬は身体的な依存性はあまり心配しなくてもよいようです。しかし、「眠れないかもしれないから取り合えず飲んどこう」という意味の精神的依存にはまる可能性がありますので、気をつけねばなりません。

睡眠薬はどうしても眠れない夜のお守りとしてもっておくことはお勧めしますが、やはり飲まずにいれるなら飲まないことを強くお勧めいたします。

おわり