2018年公開と比較的最近の映画、「億男」。佐藤健君主演の映画で、クスリで逮捕されて芸能界引退となった沢尻エリカ様もわき役で出演しています。
借金かかえて昼夜働き続ける主人公がある日宝くじ3億円に当選し、カネの使い方を指南してもらいに学生時代の友人（起業家で成功）を訪ねるが、そのカネを持ち逃げされて・・・
主人公は失踪した友人を探すべく、その友人の周辺人物に接触し、そこからカネとは何かのヒントを得ることになります。
そして最終的にはカネで買えないものがあることを知るわけですが、結局、この映画の結末はカネで幸福は買えないという作者の思いを押し付けられた感がありちょっと見終わったあともやっとしましたね。
とはいえ、3億円当たったらあなたならどうする？何を買いますか？
という興味深い題材を扱った作品であり、やはりそこに引き付けられるものがありますね。
つまり、このタイトルにつられて映画をみるということが、私のカネへの執着心、渇望感の高さの現れなのですね。
私自身は宝くじは買いませんので、一生3億円とは縁がない人間ですが、それでも自分が宝くじに当たったら・・・と想像しちゃいます。
まさに夢見るおっさん(笑）
作中では主人公は3億円を手に入れても結局大切なもの（妻子との平和な日々）を取り戻すことはできないのですが、私はその後の後日譚の方がむしろ興味がありますね。
自分に愛想つかして出ていった妻子のことは金輪際忘れて、3億円で人生再スタートさせることは十分できますよ。
設定では主人公はまだ30代半ばのはず。人生これからです。前の妻子はきっぱり忘れて（生活費はちゃんと仕送りして）、次に行けばいいわけです。
ましてや主人公には3億円もの預金があるわけですから、何も怖くないでしょう。もう一度いちから好きなように生きていけばいいわけですから。
おわり