株式投資は悪という刷り込み

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小さい時から金融教育というかお金の基本というものを教えてくれる家庭だったら良かったのになぁと思う今日この頃。

うちの父親は若い頃共産党革命にかぶれて学生運動やってたような人だから、資本主義の権化みたいな株式投資は悪だと決め込んでいた。

宝くじはオッケーだが株は認めていなかった。

まぁ私が子供の頃というのは郵便局にお金を預けるだけで利子が7%もついた時代だから、個人が株を買う必要はなかった時代ともいえる。

それに今ほど金融が発展していないから株を買えるのはほんの一部の人だけだったろう。

なぜ当時株が卑しまれていたのだろうか。

多分、株をゼロサムだと思い込んでいた節がある。

つまり株で儲けたらその分誰かが損をしているという理屈。足し引きでゼロ。何も価値を生み出していないもの。博打と一緒だと。

いやいや、違うだろ。

私が株の配当金を年間100万円貰ったとして、それは企業が儲かったからでしょ。誰かの懐から掠め取ったものではない。

こんな単純なことすら学校でも家でも教えてもらえなかったわけだ。

今の教育がどうなのかは知らないが、金融リテラシーは少しは取り入れた方がいい。

もっとも、国民を不自由で従順にしておきたいがために敢えて金融教育はしないというのが国の本音なのかもしれない。

多分そうだろう。だから金融所得課税強化とか企業の自社株買いの取り締まりとか頓珍漢なことを政治家が言うに違いない。

せめて金融教育がしっかり施されれば、こんな阿呆なことをぬかす政治家は選挙で落とすということが可能になるんだがな。

今の若者はずいぶんと投資に熱心になったらしいし、いいことだ。今はネットでもYouTubeでも良質な情報に簡単にアクセスできる。

誰も教えてくれないなら自分で勉強するしかない。

おわり