住んでいる場所から少し離れるのだが、私は時折島田にある蓬莱の湯までサウナ遠征する。
蓬莱の湯は島田市にあるスーパー銭湯だ。
温浴施設、サウナ、水風呂、ととのいスペース、理容室、按摩、食事処と一通り何でも揃っている。
値段も会員になれば非常にリーゾナブルである。
施設自体は新しくはないが、清掃は行き届いていて古さをあまり感じない。
ここのサウナについて特筆すべきポイントは主に二つある。
一つ目。
それは採光だ。
意外に思うかもしれない。サウナと採光。だが、私が知る限り蓬莱の湯のサウナほど光を取り入れたサウナは他にはない。
サウナといえば薄暗い小屋だったり、自然な採光はできないような隔離されたスペースに建てられるのがもっぱら標準だ。
例えば聖地と言われるサウナしきじ。完全に外からの光を遮断していると言っていい。照明は薄暗い。
しきじとは対照的に蓬莱の湯はサウナ室前面がガラス戸であり、その先の露天風呂コーナーが見える。
したがってサウナ室内が明るい。
落ち着くか落ち着かないか、個人差があると思うが、私は落ち着く。
次に二つ目の特筆ポイントを紹介しよう。
それは水風呂である。
ここの水風呂の水は大井川の伏流水を贅沢に掛け流しにしているのである。
だから水風呂の水をそのまま飲んでもオッケーだ。サウナで失った水分を補給するのにもってこいなのだ。
もちろん風呂の水をそのまま飲むのは気が引ける。新鮮な水が流れ落ちるその先で待ち構え、手ですくって飲む。
全国にサウナはたくさんあれど、水風呂の水を伏流水掛け流しで提供している施設は稀だ。
私が知る限り静岡県ではサウナしきじと蓬莱の湯の二つだけだと思う。ひょっとしたら藤枝にある瀬戸谷温泉ゆらくも地下水掛け流しだった気がする。
いずれにせよ水風呂は通常循環式を採用している施設が多く、塩素で殺菌せねばならない。なので飲用には適さないのだ。
露骨に塩素の匂いがキツイ施設もある。近場でいうと興津にある駿河健康センターの水風呂がそうだ。
水風呂に浸かった瞬間おっさんの加齢臭のような匂いがして思わず顔をしかめてしまう。
話を島田の蓬莱の湯に戻そう。
繰り返すが、この湯屋の特徴は採光を十分にとった明るいサウナに大井川の伏流水を掛け流しした水風呂にある。
昨日、久々にうなぎを食べに吉田まで遠征した帰りに蓬莱の湯まで立ち寄ってきた。あまりの心地よさに通常3セットのところ4セットととのってきた。
あと、蓬莱の湯についてもう一点付け加えておこう。
ここのサウナーたちはマナーが良い。サウナ室でお喋りするやつはほとんどいない。お店側の地道な努力によるところが大きいと思われる。
また近いうちに行きたい。
おわり