貧乏性と株式投資

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私は小役人の子供として育ったのでハッキリ言って贅沢とは無縁だった。

住まいは公営の団地だ。そこに兄弟3人と両親の5人で暮らしていたものだから、かなり狭い。

親があまり金を持っていないので、学生時代も貧乏学生だった。アルバイトをして何とか食い繋いでた感じ。

車なんて本来は持てない身分であったが、先輩のつてで4万円の軽を買って、それに乗ってたなぁ。

そんな感じであまり贅沢を知らずに大きくなったものだから、社会人になっても贅沢の仕方が分からないのよ。

金を自分で稼ぐようになってからの唯一の贅沢といえば、発泡酒からビールに変わったことくらいか。

笑えるくらい小さな贅沢である。

私は服も買わないし、スタバのコーヒーも飲まないし、何なら缶コーヒーも缶ジュースも買わない。

勿体無いからだ。

服は昔から着てるお気に入りの服を着ればいい。コーヒー飲みたきゃインスタントコーヒー自分で作りゃいい。

喉が渇けばお茶を淹れて飲む。

一言で言えば貧乏性なのだ。

だが、古今東西問わず小金持ちはケチなんだ。ケチだから余計な支出を抑え、投資に回し資産を増やせる。

私はケチは嫌いだ。気前よく出す時は出す。部下には奢る。だが、貧乏性であることに違いはない。

大きな支出といえば唯一の趣味であるドライブ。ローバーミニくらいか。これだって本当に車好きには叶わない。私の場合はささやかな出費だ。

幼い時から金遣いの荒い家庭で育った奴はきっと稼いだ分は全部浪費に回すのだろう。

アリとキリギリスだ。私はアリ。少ない支出で満足しながら貯蓄は投資に回し、不労所得を増やし続ける。

それが苦にならない。だから貧乏性と株式投資は相性がいいのだ。

おわり