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株式投資にロマンはいらない。利益なき経営に未来はあるのか?

株式投資の目的は何か?

言うまでもなく「利益を上げること」、そして「今よりも裕福になること」だろう。そこに綺麗事など一切不要だ。

儲けられなければ、どれだけ耳障りの良い言葉を並べても虚しいだけだし、空虚である。

ビジネスは慈善事業ではない。小学生でもわかる理屈だ。にもかかわらず、世の中にはまるで真逆の方向を向いて経営している企業が存在する。

「利益は追求しない」異色の上場企業、ユーグレナ

その筆頭が、ユーグレナだ。

東大発のバイオベンチャーとして注目を集め、今や東証プライムに上場する企業。だが、その経営スタイルはあまりにも異質だ。

代表の出雲充氏は株主総会の場で堂々とこう語ったという。

「ユーグレナは利益を追求しません。ミドリムシの可能性を追求します」——。

…正直、耳を疑った。

株主よりもミドリムシや社会貢献が大事らしい。異常としか言いようがない。

こんな経営をしたいなら、そもそも非上場にして好きにやればいい。

株式市場から資金調達をしておきながら「利益を出さなくていい」など、投資家をあまりにも軽視している。

株価は“理屈”では動かないという現実

通常、利益を出さず、配当も出さない企業の株価など評価されるはずがない。

だが、現実のマーケットはそう簡単でもない。

「夢」や「社会貢献」といったロマンに魅了された投資家が一定数存在し、株価は一定の水準を保っている。

これが株式市場の面白さであり、ある意味での怖さでもある。

株価は決してPLやBSだけで決まらない。

世の中の「空気」や「物語性」——いわば“投資家の幻想”が時に大きなバリュエーションを生む。

だが、私はそうした投資姿勢には懐疑的だ。

投資に必要なのは「ロマン」ではなく「リターン」

私は、株式投資にロマンなど不要だと思っている。

配当も出せない企業に投資価値はない。

社会貢献も素晴らしい。環境改善も重要だ。だが、それを掲げるなら寄付を募ればよい。上場企業としての責任は「利益を上げて株主に還元すること」に他ならない。

少なくとも、私はユーグレナを投資対象にはしない。

まとめ:株式投資は現実主義でいこう

株式投資においては、目を背けたくなるほどドライな視点が必要だ。

夢を語るよりも、現金を配る企業を支持する。

これが私の投資スタンスだし、それでいいと思っている。

ロマンよりもリターン。これが株式投資の本質だ。

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