商船三井(9104)が熱い!

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どの銘柄に投資したらいいかわからない場合はまずは自分の仕事に関連のある銘柄を買うことを株の初心者本なんかでお勧めされています。

今回ご紹介の商船三井は私にとってまさに仕事上身近な銘柄のひとつで、この銘柄を買ったおかげで随分と含み益を増やすことができました。

海運銘柄全般に言えることですが、割安で長年放置されつづけておりファンダメンタルズも非常に割安でした。

コロナから脱しつつある米国での旺盛な需要から輸送コンテナが不足したり、船腹が不足して海上物流がひっ迫しており、海上運賃が記録的な水準で高止まりしています。

これがニュースとなる前に実は私は仕事の関係で物流会社からやばさ加減を聞かされていました。全然コンテナが予約できないとか、船が予約できないといった情報が去年の秋くらいから顕在化していたのです。

金を多少多く払ってもいいからとにかく船を確保してほしいと、私も業務上そういう依頼をかけるわけで、その時ピンと来たんですね。

「ん?待てよ、俺がカネを積んででも船を予約したいと考えたくらいだから、もうとっくに他社も同じようにカネを積んでコンテナと船の確保に動いているに違いない」

「ということは、海運会社は儲かるはずだ。儲かるということは株価が上がるかも・・・」

こんな具合ですね。

これがまさにハマりましたね。

商船三井を買ったのは去年12月。当時株価は3000円を割ってました。それが今は5000円を超えています。600株保有しているので、含み益だけで100万円を超えています。

さらに配当金までもらえました。期末配当としてなんと135円(中間が15円)の大幅増配で株主に利益を還元してもらえたので、8万1千円の配当をゲットできたのです。

今年は後半には海上運賃は落ち着くとの予想が出ていますが、それでも空前の利益が出る予想のようで更なる増配が期待できそうです。

マネックス証券で入手できるJPMのレポートによれば、21/3のEPS(一株当たりの利益)は756円に対し配当金は150円(配当性向は20%くらい)、一方今期の会社が出している業績予想はEPSがなんと1755円と前期の2.5倍の利益を出す見込みなんです。

配当金が150円だと配当性向が一桁になってしまうので、流石にそれはないと思います。前期の配当性向20%を最低でも維持してくるでしょうからそうなると一株当たり350円の配当がでる可能性が高いです。

捕らぬ狸の皮算用とはこのことですが、350円ももらえるならx 600株で21万円もの配当金をもらえますし、なんと配当利回りは12%を超え、わがPFの中でぶっちぎりの一位となります。

さらに会社の業績予想はやや保守的のようで、JPMの予想では今期のEPSは2220円だそうで、そうすると配当は444円となるはずで、もらえる配当金はさらに増えて27万円という計算になります。

うれしいことに来年以降のEPS予想も安定して800円前後を狙えそうだということで、最低でも150円、よければ300円くらいの配当は継続してもらえそうです。

まさに金の卵を産むニワトリです。ここまでうまくいくとは正直予想してませんでした。自分の仕事が株式投資に活かせて利益を出すことができるなんて初心者本だと馬鹿にできないですね。

ということで、ここは長期でじっくり保有して配当金という甘美なご褒美を毎年受け取ることにします。

グッドラック