最近、SNSやYouTube、Instagramで参政党のCMや街頭演説を見かけることが増えていませんか?
「全員が大学に行く必要なんてない!」
「無償化はバラマキ!税金の無駄遣いだ!」
「国民に自立を!」
…正直、わたしも「うん、わかるわかる」と思ってしまった瞬間がありました。
でも、ちょっと調べてみたら、共感のその先に、かなり危うい世界観やビジネスモデルが見えてきたんです。
今日はそんな「参政党、なんか言ってること共感するな〜」と思ってるあなたに向けて、一度立ち止まって考えてほしいことを書いておきます。
「正論っぽい言葉」は魅力的。でもその裏には…
参政党が使うメッセージは、とにかく刺さります。
大学無償化反対 給食無償化反対 高卒でも稼げる社会を作れ 日本を取り戻せ 子どもを守れ
どれも正論のように聞こえますよね。
でもその裏で主張されているのは…
「大学なんて行く必要ない」→ 国の教育支援は減らせ
「自助努力がすべて」→ 社会保障や再分配に否定的
「食や医療の自由」→ 反ワクチンや陰謀論と親和性アリ
つまり、「耳ざわりの良い保守メッセージ」の皮をかぶった、極端な主張が混じっているのが参政党です。
支持者を“囲い込む”ビジネスモデル
参政党は他の政党と違って、政党交付金(税金)を受け取っていません。
代わりにどうしているかというと…
年会費1万円の党員ビジネス(正会員10万人以上と言われる) 高額セミナー(数万円〜数十万円) 教材・DVD・勉強会ビジネス 「共感」をエサに寄付やボランティアを獲得
まるで宗教や自己啓発セミナーのようなやり方で運営されていて、これが選挙資金の元手になっています。
正論に共感した「普通の人」が、いつのまにかファン→信者→ボランティア→出馬と引き込まれていく。
この構図に違和感を感じない人は要注意です。
情報の出し方にも注意
参政党は、街頭演説やSNSでのショート動画がとても上手いです。
言葉選びが巧みで、視聴者の「不安」や「不満」に寄り添う発信をします。
でもその情報、ちゃんとファクトチェックされていますか?
ワクチンの危険性 食の安全 国際金融の陰謀論 こういったテーマに関して、科学的根拠の薄い内容を堂々と語る人たちが党の中枢にいます。
✅ 「感情」ではなく「情報」で判断を
わたしも「無償化反対」という主張には一理あると思っています。
でもそれって、「だから参政党が正しい」とは限らない。
政策は「誰が言ったか」ではなく「中身」で判断しないといけません。
もしあなたが
「なんとなく参政党、感じいいな」 「言ってること、少し共感する」 「他の政党が信用ならないし…」
という気持ちで投票しようとしているなら、
その一票を投じる前に、10分だけ時間をとってこの政党の実態を調べてみてください。
参政党を調べるキーワード例(Google検索)
「参政党 評判」 「参政党 ビジネスモデル」 「参政党 陰謀論」 「神谷宗幣 教材」 「参政党 ワクチン」
あなたの感覚は間違っていません。
でも、正論っぽい言葉に飛びつく前に、もう一歩だけ深く見てみましょう。
まとめ:わたしの思い
参政党の躍進は、「今の政治に不満を持つ人たちの受け皿がない」ことの表れかもしれません。
でも、その不満を吸収する器が“本当に中身のあるもの”かどうかは、別の話です。
最後にひとこと。
「なんとなく」で投じた一票が、取り返しのつかない結果を招くこともある。
だからこそ、冷静に、そして情報で判断する目線を、あなたと共有したくてこの記事を書きました。
おわり
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