ANAのビジネスクラスを堪能してみて気づいたこと

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理人です。

仕事がらちょくちょく海外出張を命ぜられるので、国際線の飛行機にはよく乗ります。

今日はヒューストン-成田(13時間)のビジネスクラスのサービスを記事にしたいと思います。

海外出張の辛さ

自己紹介にも書いてますとおり、私は海外関係の仕事をしています。ここ数年は北米と中南米を担当していることもあって長距離フライトになるので、けっこう肉体的な負担は大きいのです。

ケチな会社ですから、基本的に格安エコノミーしか乗れません。日系キャリアはサービスもいいし不満は全くありませんが、片道10時間以上を往復エコノミーだとやはり肉体的なダメージが大きいのは事実ですね。

まず、睡眠をちゃんと取ることは難しいです。それに加えて時差も私を苦しめます。

昔に比べるとましになったとはいえ、エコノミー席は狭いし、シートは固いしお尻の尾てい骨が痛くなります。これも辛いところ。

ANAのマイルでビジネスクラスにアップグレード

もともとJAL派だったのですが、ここ数年はANAにも乗るようになりました。北米路線はANAの方が充実しているのですね。去年には成田とメキシコシティー間も就航していますし、力を入れています。

今回、ヒューストンから成田までの復路をマイルを使ってアップグレード申請したところ、混んでいなかったのでしょうね、即アップグレード完了の通知が届きました。

必要マイル数は28,000マイルです。1回のアメリカ出張で15,000マイルたまりますから、出張2回分のマイルが吹っ飛ぶことに。

1マイル=1円の価値とすると28,000円分ですけど、まぁたまにはこういう贅沢もいいでしょう。そう思って申請しました。

優先搭乗で若干悦に入ってシートに着席

エコノミー客の列を横目に颯爽と機内に乗り込む私。ちょっと悦気分(笑)。

無事に自分の席に着席すると、後から続々とエコノミー客が後部の席を目指して機内に入ってきます。この時、だいたい皆さん座席を目で追いながら自分の席を探しています。

私もいつもはそんなエコノミー客だったのですが、今日はそれをビジネスシートから眺めます。実にいい気分です(笑)。

そして、離陸までのごくわずかな時間ですけども、シャンパンを持ってきてくれるんですね。

↓シートはこんな感じで個室チックになります。リクライニングを倒すと完全に水平なベッドになりますから、こりゃ肉体的な負担はだいぶ軽減されますね。

一番の楽しみ。それは機内食!

はっきり申し上げてエコノミーの機内食とビジネスのそれでは雲泥の差があります。ここまで格差つけるか?というくらいの格差ですよ。本当に資本主義の苛烈さを感じますね。

まず前菜から。エビが美味しい。

もうこれだけで、一流レストランに来た感がありますね。まさに空飛ぶ高級レストランですよ。

そして続いてアベタイザー。マリネした鮪のサラダ ニース風です。盛り付け美しいですね。コーンスープもついてます。

この間にも飲み物のサービスも当然あります。私は白ワインを頂きました。そしていよいよメインディッシュの登場です。

メインは牛肉と魚から選べます。私は前日にステーキを食べ過ぎた(450g)のでサーモンのローストにしました。これに塩と胡椒をお好みでかけて食べます。旨い。

お腹がいっぱいになって、少しお酒も入ってものすごく眠くなって、寝てしまいました。Zzzzz。

軽食のサービス

13時間と長いフライトですから、途中で小腹が減るということもありますね。そんなビジネスパーソンのためにANAでは色々な軽食を用意してあります。

恐らく、一番人気の軽食は一風堂のラーメンではないでしょうか。これを注文しているビジネスパーソンはたくさんいました。皆さんずずっとすすり音を上げて食べてましたので、私も頼んでみることに。

こんな感じです。トンコツというか味噌ラーメンぽい味ですね。トイレに行く際、ギャレーを覗くとCAさんが必死でラーメンを作っているのが見えました。ま、インスタントなんですけどね。

そして到着2時間前の朝食

これも和食と洋食から選べるのですが、迷わず和食を注文しました。お米と味噌汁と焼き魚。これぞ日本の朝飯だということで、出てきたのはこんな感じです。

真ん中の白い紙包みを開けるとおにぎりが3つ出てきます。お味噌汁も最高でした。

久々のビジネスクラスに乗った感想

普段、エコノミーしか乗らないので、随分長いことビジネスには乗ってませんでした。マイルは貯まっているので、別にビジネスにアップグレードしたって構わないのですが、ビジネスに慣れきってしまうのが怖かったのです。

ビジネスに慣れるととてもエコノミーに乗れなくなるのでは?という恐れがあったのです。

それはやはり間違ってはいないと思います。ビジネスクラスのサービスを受けてみて感じたのは圧倒的なエコノミーとのサービス格差です。

フェリーで言えば、エコノミーは雑魚寝の二等席です。

ビジネスクラスはシートの広さ、フルフラットシート、画面の大きさ、CAの気遣い、酒の種類、食事の豪華さ、軽食、トイレの快適性(混まないしウォシュレット付きで清潔)などあらゆる要素で優れています。

肉体的な負担をかなり軽減してくれることは間違いないです。

会社で偉くなれば会社の金でビジネスクラスが標準でついてきますから、サラリーマンが上を目指す理由のひとつはビジネスクラスに乗れるからが動機の半分くらい占めているんじゃなかろうか。

でも、私の会社は役員クラスにならないとビジネスは標準でついてきません。部長クラスでさえ、基本、エコノミーです(なんてケチな会社だと本気で思う)。

毎月海外出張にいくような人はずっとエコノミーだと本当に寿命が縮まると思います。

3回に一度くらいはビジネスにアップグレードして自分の体をいたわることはそろそろ私のようなアラフォーに差し掛かるおぢさんには必要だなと痛感しました。

おわり