日本人の有休取得率は先進国最低。上手な申請方法を考えてみた

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理人です。

3連休です。昨日は嫁さんと久しぶりにドライブ。富士宮の名物「富士宮焼きそば」を食べに行ってきました。

そのあと、近くの浅間大社にも参拝し、湧玉池にもいって癒されてきました。たくさん写真も撮ったので後日ブログで記事にしたいと思ってます。乞うご期待(笑)。

さて、今日は有給休暇について思うことを書きたいと思います。

有給休暇とは

有給休暇は、一定の期間勤続した労働者が心身の疲れをいやし、ゆとりのある生活をするために与えられる休暇のことで法律で定められているものです。

私の場合、今の会社は勤続9年目ですから毎年20日間の有給休暇を与えられることになりますね。累積では50日程度あります。

先進国の有給取得率

厚生労働省の調べによると、昨年度の日本人の有給休暇取得率は約50%という数字があります。つまり、平均して9-10日前後しか取得していないということですね。

これが低いか高いかですが、低いです。

他の先進国はどうでしょうか?オンライン旅行会社のエクスペディアが興味深い数字を公表していますので、引用させて頂きますと以下のような構図になっています。

日本は2ポイント韓国より高く、最下位は免れていますが、ネットで調べると韓国には有給休暇を会社が買い取る制度があるそうです。なので、額面通りこの数字を受け止めるべきではなく、そういう買い取り制度がない日本はやはり最悪の水準にあると考えるべきだと思います。

なぜ日本はこんなに有給取得率が低いのか?

労働者の心身を健康に保つための権利であるにも関わらず、毎年半分しか取得できない。これは主に次の3つの感情からくると思います。

  1. 仕事に献身的ではないと思われるから
  2. 自分の代わりがいると思われるから
  3. 昇給や昇進のチャンスを逃すかもしれないから

まあこんなところでしょう。また本当に仕事が忙しくて休暇が取れないという場合もあるでしょう。

周りがみんなあくせく毎日出社して働いている中、自分だけ休むことに罪悪感がある。そういう空気を職場自体がかもしだしているのです。それは間違いない。

そして、そういう雰囲気を作っているのはたいてい会社の上司ですね。私はこういう人たちを社畜の中の社畜と心の中で呼んでいます。

会社の犬ですね。中間管理職というのは忠犬です。会社が「お手」言えば、お手をしますし、「お座り」と言えばお座りし、「待て」と言えばいつまでも待ちます。私には上司がそんな犬に思えてなりません(笑)。

私が上司ならどうするか

もし私が会社の上司であれば、部下には有給休暇をできるだけ取るように促します。そして自分も可能な限り休みます。上司が休むことで部下の心理はさらに休みを取りやすくなるからです。

また、部下とは個別の面談で年間のスケジュールをおおまかに共有して、繁忙期は避けつつ、大型連休も考えてこの辺で何日取って・・・と個別面談で決めます。そうすれば、部下も安心して1年の計画をたてることができるし、気がねなく休めます。

ちなみに私はいまだかつてそんな上司に出会ったことがありませんね。

私の場合はどうか

16年度(4月-3月)の私の有給休暇取得状況を調べてみました(まずは自分を知ることが重要です)。

なななんと、19日も取得していました!!

ということは19÷20 x 100 = 95%という結果に。私は欧州人並みに有給休暇を消化しているではありませんか。

でも、悲しいかなこの中にはもう耐えられなくてずる休みした日数も含まれています。いわゆる仮病というやつですね(笑)。

やはりそういう休み方はよくありません。罪悪感が出てきますし、しっかり休むことができませんから。休むなら正々堂々休みたいものです。

17年度は既に5日休んでいます。このうち4日は仮病です。はぁ。

正々堂々休むために計画性をもとう

調べてみて私も始めて知ったのですが、会社は有給休暇を申請する労働者に対して業務の円滑な遂行に支障が出る場合はその時期について変更を求める権利があるのです。

管理職になれば、何人かの部下をもつことになりますから、Aさんが休むとBさんの負荷が増すといった具合に負荷のバランスを考慮する必要性があることは理解せねばなりません。

ですから、年間の大まかなスケジュールを把握して、この時期なら休んでもさほど会社に影響はでないだろうという時期ちゃんと把握することも大切なのだと思います。

それで早め早めに休暇申請をすることです。そういた方が上司も計画が立てやすいですし。

最後に有給休暇申請のメールの書き方

有給休暇は労働者に与えられた権利ですから、堂々と申請すれば良いのですが、「明日休みます。以上」では流石に反感を買う可能性が高いです。

上手に休みを申請するためにも、周囲に気遣ってますよということが上司に伝わるようにメールを書くといいのではないでしょうか。もちろん、本心でなくて全く構わないと思います。

これから私は以下のようなメールを上司には出そうと思っています。

タイトル:Re: ○月の休暇申請の件
○○課長殿
理人です。
お疲れさまです。
勝手ながら8月xx日ーxx日、休暇を頂きたく。
ご迷惑おかけし申し訳ございません。
休暇中、もし緊急の案件ありましたら、電話かメールはつながりますので、ご連絡下さい。
よろしくお願いいたします。

以上

8月の休暇は前月の7月中には申請しておきたいところです。早すぎるのもどうかと思いますけど、あまりに直前過ぎるとやはり唐突感がありますし、周りにも迷惑がかかる可能性もあります。

ある程度前もって申請していれば、上司もそれを考慮して仕事を部下に割り振れるので、助かるのではないかと思います。

短いメールですが、ポイントは3つあります。

まず、「勝手ながら」というフレーズは味噌ですね。全然勝手じゃないけど、「あっ、こいつ少しは悪いなと思ってんだ」と上司に思わす効果はあると思います。

2点目はもちろん本心ではちっとも思っていませんけど、「ご迷惑おかけし申し訳ございません」。これも受け取った相手に「しょーがねーなー。まあいっか」と優越感に浸らせつつ同意を取り付ける効果が期待できます。

そして、トドメの3つ目。緊急時にはいつでも連絡くれと添えることで、「おっ、こいつは休暇中も真面目に仕事のことを考えているのか」と上司に思わせることができますよね。電話には絶対出ませんけど。

おわり