蓄電池の訪問販売員がやって来た

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我が家を建てたのは2013年。まる5年が経過したことになる。屋根に3KWの太陽光発電もつけた。風呂はエコキュートでオール電化である。

太陽光パネル設置に100万円くらいかかっているのだが、幸い電力買取価格が42円/kWの時に設置したからそれいこうに設置した人より売電収入が多い。

また、ここ静岡は晴れの天気が比較的多く、去年は約14万円の売電収入を得た。

設置から5年たっているので単純計算で累積収入は70万円くらいは得ているはずだ。初期費用の回収まであと30万円だからあと2年ちょいで回収が終わる計算になる。思ったより早い。

ただし、買取制度は設置から10年と決まっていて、10年を過ぎるとガクッと買取価格が落ちるらしい。一説によると買取価格は11円/kWにまで下がるというのだ。75%の単価ダウンだ。

これまで年14万円の売電収入があったのに、10年過ぎれば3万円ー4万円程度になる。

太陽光発電の買取制度は2009年から始まったので、来年2019年から買取価格の大幅ダウンが現実として起こる(私の場合は2023年以降だが)。

下がるとはいえ、年間3ー4万円を貰えるわけで、無いよりマシという考えもあるが、せっかくの太陽光パネルを有効活用するために、家庭用蓄電池を購入する人も出てきそう。

リチウムイオンバッテリーはまだ高いイメージだが、今後、車載用で爆発的に需要が生まれるはずで、それにともないコストも安くなるのかもしれない。

買取制度の終了間近ということもあってか、蓄電池の設置を勧める業者が増えているそうで、つい先日我が家にもやって来た。

普段から怪しい勧誘はドアフォンで断っているのだが、あまりにしつこいので私が出たところ、「売電収入減分を蓄電池を設置することで補いませんか?」という提案だった。

後日説明会をやるのでそこで詳しく仕組みを説明するとのことだったが、裏には信用金庫がいるようで何らかのファイナンス支援とセットになっているようだった。蓄電池はリースということなのかもしれない。

どっちにせよ、私の場合は2023年までは中部電力が42円で買い取ってくれるので、全く焦る必要はないし、断った。

今急いで飛び付いてもバッテリー自体の寿命だってあるわけだし、ナンセンスだ。

だが、2023年になったら世の中変わっているかもしれない。今よりもっと電気自動車が普及することは間違いなさそう。

ひょっとしたらその頃には我が家もEVに乗り換えているかもしれない。そうするとクルマが蓄電池の役割を果たすのでわざわざ別に蓄電池を置く必要はなくんるだろう。

時代は変わっていくのだなーとぼんやり蝉の鳴き声を聞きながら5年後の自分を想像している。

そういや台風が近づいている。今夜東海地方を直撃するそうだ。大事にならないことを祈るしかない。

おわり