新人くんがやってきた

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新型コロナを機に在宅勤務に変わった方はたくさんいるだろうが、私の職場はほぼ通常出勤に戻っており、在宅勤務者は殆どいなくなった。

会社は表向き業務に支障がでない限り在宅勤務を推奨するとのスタンスを取っているが実際は在宅を勧めるつもりは毛頭ないらしい。

私はもちろん在宅勤務推進派であるが、徒歩通勤だし、健康増進も兼ねて毎日出社することにした。

あと、出社することにしたのはもうひとつ別の理由がある。

そう。新人の育成のためだ。

5月から私のチームに新卒の新人くんが配属された。彼の育成責任者になってしまったからだ。

うちの課では去年立て続けに2名もの退職者を出してしまったので、新人の育成にはちょっと慎重にならざるを得ない。

流石にリモートで新人を教育するのは難しいものがある。出来なくはないだろうが、まぁお互い出社してコミュニケーション取りながらやる方が都合がいい。

というわけで、先日上司である課長も交え新人くんと私との三者面談があったので、私は新人くんに対して以下の方針だけ簡単に伝えた。

  • 残業はしない、させない。必ず定時で帰ること。余暇を充実させて趣味でもいいし自己研鑽してほしい。
  • 成長を焦らない急かさない。じょじょに仕事を教えていくけど、最初はできなくて当たり前なので成長を焦らないでいい。
  • 会議で寝ない寝させない。できるだけ会議や打ち合わせにも出てもらうので、その際、議事録をとること。その中で分からないことがたくさんでるから後で質問してほしい。

カチョーさんは話が長いからなんかごちゃごちゃ言ってたけど、直接の育成指導者としては、上の3つを柱に進めていこうと思っています。

特に一番目の残業させないことは徹底したい。

長時間労働が当たり前という雰囲気がまだ根強く残る組織風土の中、その悪習の連鎖を断ち切らなければならない。

そのためには新人のころから定時で帰ることを習慣化させる必要がある。

そして残業は悪であるという意識をもたせたい。長時間残業などもってのほかである。

残業しなければ仕事が回らないなら、それは何かがおかしいということ。無駄な仕事やタスク、効率を妨げている何かがあるということだ。

時代は令和。昭和の古い考えを改めなければ会社は生き残っていけない。

おわり