サウナ好きすぎ

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私は42になるくたびれたおっさんであるが、この年にしてサウナというものに目覚めてしまったらしい。

ここ最近は週三の頻度でサウナ通いをしている。

サウナのあとの水風呂を一度体験したらその爽快感、そしてそのあとの休憩時にやってくる恍惚感・多幸感が病みつきになってしまったのだ。

いわゆるサウナー界隈でいう「ととのう」というやつだ。

ざっとネットで調べるとこのサウナ特有の「ととのう」という不思議な感覚は交感神経と副交感神経が短い間に活性化されることによって起こるらしい。

サウナの醍醐味はこの「ととのう」にあり、多くのサウナーを魅了するゆえんである。

しかし、サウナは「ととのう」以外にも素晴らしい効果があるのをご存じだろうか。

実はサウナ、自律神経を真の意味で整わせる効力もあるのだ。理由はよくわからないが、90℃近いサウナ室と15℃の冷水浴を繰り返すことによって自律神経が整うらしい。

サウナに入っている際は体の隅々まで広がっている血管が拡大しなんと通常時の2倍の血流が全身を駆け巡っているというのだ。

さらにサウナによって拡張した血管を15℃の冷水で1~2分間キュッと引き締めると今度は冷水効果で血管が逆に収縮する。それがまるでポンプのような働きをしてさらに血流を活発にするのだ。

そりゃ体にいいわけだ・・・。

漢方医学においても、血流を増やすことが治療の中心に置かれているというし鍼灸もツボを刺激することで血流を増やして痛みをとる治療法だ。

いずれにせよ血流がよくなって自律神経が整うと体にとってはいいことづくめだ。私の場合は特に疲労回復、不眠症の効果があった。

疲労回復

私は小さいころから虚弱体質であり、疲れやすい性質だった。いつも疲れている。それが当たり前の人生だった。

それがどうだろう。サウナに通い始めて以降、朝の目覚めがよいこと。

前日の疲労が見事にリセットされているのだ。

これはサウナによって全身の代謝がよくなったからに違いない。血液が全身の細胞に行きわたり、老廃物を排出し体を整えてくれる。

普段から大酒のみの私だが、肝臓の代謝もよくなったらしく普段なら少し二日酔いになる程度の酒量でもまったく二日酔いにならなくなった。

体調がいいせいだろう。毎朝30分かけて徒歩で通勤しているのだが、歩くスピードが速くなった気がする。

それに今までは仕事が終わったら疲れてしまって嫁氏に車で迎えにきてもらうこともしばしばあったが、サウナにはまってから仕事後もぴんぴんしているので帰りは軽くジョギングして帰宅するほど体力がついた。

くたびれていた内臓が活き活きしだしたようなちょっと自分でも信じられない話である。

不眠症の改善

これは前述の疲労回復と関連しているが、睡眠の質がよくなったことと疲労回復は表裏一体、セットで起こる効能だと思う。

深い睡眠が得られている。

酒は睡眠の質を悪化させ、中途覚醒の原因なのだが、サウナ後は中途覚醒はあるものの、またしばらくすると再び深い睡眠に戻れるようだ。

だいたい夜10時には就寝し、途中で一度トイレに起きるがそのあと6時くらいまでぐっすり睡眠をとることができる。

惰眠をむさぼるという遠い昔に忘れてしまった感覚を今再び取り戻したみたいでうれしい。

一日中体調がいい。体調がいいと気分もいいし考え方も前向きになる。

まとめ

現代社会はまさにストレス社会。日々ストレスとの戦いである。サウナはそのストレスと戦う強力な味方といっていいかもしれない。

サウナの効能はいくらでもネットで解説があるので、そちらを参考いただくとして、今回、特に私が感じた効果を紹介した。

恐らく自律神経がととのうとちょっとした体調不良がかなり改善されると思う。例えば肌荒れとか便通なんかも改善されたとの報告があるようだ。

私も疲労回復と不眠改善意外に便通は良くなったと感じるし、気温が上がってくる頃に毎年悩まされていたアトピーも今年は出ていない。

ちょっと前の私からしたら信じられない変化の数々である。

血流がよくなり大量の血液が脳内に流入することでひょっとしたらうつのような症状にも効果があるかもしれない。今度嫁氏も連れてこよう。

サウナはいいことだらけ。

正しい作法を心得て日々の生活に取り入れることで誰でも健康で活力のある生活を送れるのではないだろうか。

おわり