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Buy Borrow Die戦略により進む貧富の差

アメリカでは俄にこの言葉が流行っているそうだ。仕組みは簡単にいえばこうだ。

まず一生懸命働いて得られたキャッシュで金融資産や不動産を取得する。

そしてそのアセットを担保に金融機関から低利でキャッシュを借りる。

低利で得たキャッシュで新たにアセットを買い、そこから得られる不労所得(不動産なら賃貸料、株なら配当など)を得る。

これの繰り返し。

借りた元本は返さないことが基本みたい。金利さえ払っておけば問題ない。

アメリカのような成長経済の下ではインフレが進むわけで、今日買った不動産の価値は20年後には倍になってたりする。

アセットを売却することなくそのアセットを担保にキャッシュを借りて、それでさらに有望なアセットを購入する。

よく考えたもんだ。

経済が成長してインフレが進む限りこの方法だと確実に富が蓄積されていくだろう。

そうしていつか死ぬ。借金と膨大なアセットを残してね。

金持ちはより金持ちに。持たざる者はずっと持たないまま。

階級として金持ちと貧乏人が固定される社会ができるのだろう。

だが、それが資本主義というもの。金持ちはけしからんなんてとても言えない。

チャンスは金持ちにも貧乏人にも等しくあるのだから。

しかし、行き過ぎた貧富の差はいつか資本主義社会に牙をむくだろう。歴史がそれを証明している。

共産主義や社会主義を信奉する輩が必ず現れるのだ。

実際、アメリカでもバーニーサンダースのような社会主義者が若年層に人気を博しているそうだ。

日本はアメリカほどの貧富の差はないとはいえ、方向としてはそういう社会に向かっているのは確かだろう。

一億総中流などとうに昔の話。

まぁ私のようなモノが社会の心配をひても仕方がない。そんなことより私自身が貧困に転げ落ちないよう用心して生きていくまでだ。

なぜアメリカの富豪が納める税金はあなたより少ないのか - BBCニュース
アメリカの富豪が、特別な戦略で所得税の支払いを回避していると、専門家が指摘している。いわゆる「Buy Borrow Die(買って、借りて、死ぬ)」と呼ばれる戦略について解説する。

おわり

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