ロシアがどうやら本気でウクライナに侵攻しようとしている。16万から19万もの軍を国境地帯に集結。
一時期部隊の一部を撤退させているとの情報もあったが、ブラフであり、むしろ極東から追加部隊をウクライナ国境に移動させているとの情報もある。
欧米の外交努力虚しく、恐らくロシアは血みどろの戦争をウクライナに仕掛けるのだろう。
緩衝地帯であるウクライナを占領して、一体誰得なのかと思う。また、占領を継続することによるロシア側の多大な犠牲も割に合わないだろう。
欧米の制裁によりロシアは国際金融の枠組みから排除される。天然ガス、原油の価格がさらに高騰するのは避けられない。
また、ウクライナが戦争の舞台となるわけなので、穀物の価格が暴騰するに違いない。
ただでさえ穀物価格はじめ、あらゆる食料品が値上がりしているというのに、さらに物価が高騰するのだ。
その影響は特に貧しい国を直撃するだろう。世界中で不満を溜め込んだ市民が暴動を起こす可能性が高い。場合によっては政府が転覆ということもあり得る。
ロシアがウクライナに侵攻すれば、ウクライナは第二のシリアになる。軍事力でウクライナにロシア侵攻を食い止める力はない。
となれば対抗する手段はゲリラ戦しかないわけで、ロシア軍がキエフなど都市部の占領を狙うなら長期的なゲリラ戦を覚悟しなければならないだろう。
巻き添えを食らう無辜の市民の犠牲もたくさん出るに違いない。
戦争がまさか起きるとは思わなかった。チキンレースの最後はプーチンが折れて軍を撤退させると信じていた。
だが、どうやらそれは願望に過ぎなかったみたいだ。戦争は止められない。泥沼の地獄がウクライナに出現する。
おわり