大学を卒業して社会人として働き出したのが2003年。はや20年近い歳月が流れた。
よく20年も会社員としてまっとうに働き続けることができたものだ。我ながらよくここまで生き残れたことを褒めてやりたい気分だ。
こんな面持ちになれる、つまり自分を褒めたくなると言うことは、今の会社員生活がそこそこ満足のいくものだからだろう。
それにはいくつか理由があるように思う。色んな環境が今の私の立ち位置を心地よいものにしているのだ。
一時期は腐っていた時期もあった。
上司との相性が悪いと最悪だ。モチベーションが下がる。
だが、今は安定している。なぜか?一つづつ掘り下げてみたい。
上司との関係
今の上司とは丸2年の付き合いになるが、当初は面倒くさい上司だった。理解力が低く、細かいことを根掘り葉掘り聞いてくる。
それを知ってどうするのか?というような瑣末なことをグリグリ追求するものだから、余計な仕事が増えて本当に困ったものだ。
だが、今は働き方改革が叫ばれる中、無駄な業務の削減や残業時間の削減が求められるので、昔ほど細かいことを言ってこなくなった。
管理職としての能力はイマイチだが、実害はないので問題ない。
上司が酷いとサラリーマン生活は本当にキツイと思う。前職ではかなりパワハラ上司にあたったため、精神的にも変調をきたしたので、気をつけたほうがいい。
部下や同僚との関係
私は今年44歳になった。もう立派なおっさんだ。職場の中でも上から数えた方が早いくらいの古参兵である。
それなりに経験もあるので、若いメンバーに対しては助言や指導することが多い。
私が前面に出過ぎると若手メンバーが育たないので、適度に部下に仕事を任せることもここ数年は増えた。
任せ過ぎると見えないところで問題の火種が大きくなるので、適当に介入して未然に問題の発生を防いだりなんかしている。
周りが本当はどう思っていうるかは分からんが、部下にも恵まれているし、悪くない環境だ。
仕事のやりがい
任されている市場が北米市場ということもあり、非常に大きな市場だ。それに成長性も高いく、利益も高いので、まさに会社を支えているという実感がある。
重要市場ゆえに責任も伴うので、決して楽ではないが、身の引き締まる思いで仕事に取り組めるというのはサラリーマンとしては恵まれていると言える。
それに重要市場が故に自然と会社も北米市場にリソースを割いてくれるので、周りのサポートを得やすい環境にあることも大きい。
課題が割とサクサク解決するので、仕事としては非常にやりやすい。
通勤や社内飲みなど
東京時代は満員電車の通勤がとにかく苦痛でしょうがなかった。それに社内や取引先との飲み会が多く、辛かった。
今の職場は徒歩。満員電車がないだけでも大きなストレス源がないので、ありがたい。
今はオミクロン蔓延で基本在宅勤務なので、通勤時間はゼロだ。
社内飲みや接待もコロナで激減というか皆無になった。これも私にとってはストレス減に働く。
結論
昔は自分が会社員に向いていないのではないか?定年まで働き続けるなんて無理なんじゃないか?と思っていた。
だが、20年近く経って、登山に例えるなら5合目くらいまで登ったら見える世界が少し変わった気がする。
コロナでいっきに進んだデジタル化や働き方改革もサラリーマンの働き方をより柔軟にしてくれたと思う。
今、会社員生活に充実感を感じている。出来れば長くこの環境を維持していきたい。
おわり