今日のタイトル。損切り。これは個人投資家にとって実に悩ましい問題だ。
株式投資の海に漕ぎ出した瞬間からこの問題に直面すると言っていいだろう。
含み損を抱えたことのない投資家などいない。誰しも多かれ少なかれ含み損を被る。
よく成功した投資家は含み損を肯定的に捉える。必ず損切りラインというものを自分のルールとして設定すべきだと。
だが、私のような個人投資家でかつ資金と時間にある程度余裕がある場合、損切りはしなくていい。
特にその銘柄が良い銘柄である場合は尚更だ。
買うタイミングが悪ければ、何を買っても下がる時は下がるものだ。優良銘柄でさえ大きな含み損を抱えることもあるだろう。
だが、一時的なイベントで下げたからといってすぐに損切りしていては我々のような弱小投資家は生き残れまい。
台風で海が大荒れの時は大人しく海底に潜って嵐が通り過ぎるのをただ待つことも必要なのだ。
例えば今は一時的に資金がグロースやハイテクから逃避している。例えばリクルートしかり、半導体関連しかり。株価は無残なまで下げている。
しかし、だからといってこれらの企業価値がなくなったわけではない。半導体もチップの需要が無くなるわけではない。
今は一時的に不人気になって株価が下がっているだけ、と考えるのが合理的なのだ。
従い、損切りしてまでキャッシュを作らなければならない特別な事情がない限り優良銘柄を手放す必要性はない。
そのうち待ってれば株価は何かをキッカケに反転攻勢に出る。その時損切りして売ったことを後悔することになる。
含み損を抱えるのは株式投資の常。あまり気にせず信じた銘柄を信じ続けよう。長期的に見たらそれが一番勝てる最良の方法だからだ。
おわり