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「あれ?最近のお米、味が落ちた?」温暖化が日本の米に与える深刻な影響とは

最近、ごはんを食べていて「なんだか昔よりおいしくない気がする…」と感じたことはありませんか?

実はその違和感、気のせいではなく、地球温暖化の影響かもしれません。

今回は、温暖化が日本の農業、特にお米に与える深刻な影響について、調べたのでわかりやすくまとめてみました。

米作りは「気候」にとても敏感

お米は繊細な作物です。日照、気温、水の量——これらのバランスが少しでも崩れると、すぐに味や品質、収穫量に影響が出ます。

特に影響が大きいのが「高温」。近年の猛暑は、農家さんの努力だけではどうにもならないレベルに達しています。

☀️ 暑すぎる夏がもたらす「白く濁ったお米」

昔は「透明感があってツヤのある米」が一等米とされていましたが、最近では**白く濁った“白未熟粒(しらみじゅくりゅう)”**が増えてきています。

これは稲が実をつける時期(登熟期)に30℃以上の高温が続くと発生しやすく、味・見た目ともに劣化してしまいます。

農家さんも「見た目はイマイチだけど、味は悪くない」と努力されていますが、JAの等級査定や市場価格には厳しく反映されてしまいます。

☔️☀️雨が降りすぎても、降らなくてもダメ

ゲリラ豪雨や台風 → 根腐れ、倒伏、病害虫の増加 干ばつや水不足 → 開花時の受粉がうまくいかず、不稔(実が入らない)

特にここ数年は、梅雨が短くて急に猛暑になる「梅雨明けドカン型」の気候が多く、水の管理が非常に難しいと聞きます。

「特A米」が消える日も近い?

日本穀物検定協会が毎年発表している**「食味ランキング」でも、かつての名品種「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」が「A」評価以下に転落**する地域が出てきました。

特に2023年〜2024年は記録的猛暑の影響で、山形・秋田などの一等米比率が10%以下に激減。まさに危機的状況です。

品種改良は進むが、切り替えには時間がかかる

農研機構などが高温に強い新品種(例:「にこまる」「だて正夢」など)を開発していますが、「やっぱりコシヒカリがいい」という市場の声も根強く、完全な置き換えはなかなか進みません。

消費者の「味・ブランド」へのこだわりと、気候変動の現実との間で、農家さんは板挟み状態です。

僕らの暮らしにどう関係あるの?

これは決して「農家さんだけの問題」ではありません。

将来的には国産米の価格が上がる可能性がある お米の味や品質に地域差が広がる 外国産米への依存が進めば、食の安全や農業の衰退にもつながる

食卓で何気なく食べているごはんが、気候変動の最前線に立たされている現実を、私たちももっと知る必要があるのではないでしょうか。

最後に:僕らにできること

お米をムダにしない。残さない 地元の農産物を選ぶ 温暖化対策にも目を向ける(省エネ、CO₂削減など)

何気ない毎日の一杯のごはん。その裏側には、農家さんの努力と、気候との厳しい闘いがあります。

食べることで応援する。そんな意識を少しだけ持つことが、未来の日本の農業を守ることにつながるはずです。

おわり

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