週休3日制が標準になる日は来るか?

Pocket

理人です。

台風は逸れて北上したため、東海道新幹線は朝から正常運転です。

今日を乗り越えれば明日から連休となりますので、嬉しい。最近の中で一番嬉しいかもしれません。やったー!社畜から人間になれる!!(笑)

昨日の夜、録画してあったNHKの特番(クローズアップ現代)をみて知ったのですが、一部の企業では既に週休3日制を導入しているらしい。

そんな先進的な企業ならいつでも今の会社を辞めてそっちに行きたいところです。

でも本当にそんなにお得なのでしょうか?整理も兼ねて記事にしておこうと思います。

週休3日制を導入している企業は全体の5%弱

私が全く知らなかっただけですが、週休3日制は10年くらい前から存在していたらしい。それが近年導入する企業が増えてきて、今では全体の5.8%の会社が週休3日制を導入しているんだとか。

業界的には運輸、アパレル、保育、介護、ITが多いみたいです。誰でも知っている代表的な企業としては佐川急便、ユニクロ、Yahoo、日本IBMなどなど。

週休3日制のメリット

主に宅配など運輸、ユニクロのアパレル、保育、介護といった業界は人手不足の解消と優秀な人材の確保と言えると思います。

週休3日で余暇の時間が増えるので、プライベートを充実させることができますし、そうすれば離職率も低く押さえられる上に採用も有利になるという理屈です。

IT関係の場合、上記の理由もあるでしょうが、社員の生産性を上げることが大きな狙いのようです。ちゃんと休んでリフレッシュできれば、新しいアイデアを生みやすくなったり、業務の効率が図れたりするというわけです。

週休3日制のデメリット

メリットがあればデメリットもあるのが世の常です。

週休3日制のデメリットはずばり一日当たりの労働時間は増えるということですね。一日8時間労働が10時間労働になるわけです。2時間の残業が当たり前というわけですね。

この場合、働く時間は変わりませんので給料も変わりません。

一方、週休3日制だけど一日の労働時間は8時間と変わらない制度を導入している会社もあります。

この場合、働く時間が減りますので給料はその分減ります。

週休3日制のいいとこ取りは可能なのか

労働時間が減って給料は変わらないというのがいいとこ取りです。こうなれば最高ですよね。余暇をもっと自分の時間にあてられますし、余裕をもって働くことが可能です。

番組では小さな町工場を例にあげていましたが、実際、この素晴らしい制度を導入している会社は存在します。ですからやりようによっては絶対可能だと思います。

そのためには業務の効率化が不可欠です。徹底的に無駄なモノを削ぎ落として生産性を高めなくてはいけなせんね。そうしないと会社の売上と利益が減ってしまいますし。

あと重要だと思うのはキャパをオーバーした無理な受注をしないことも大切なことです。

日本人はとにかく真面目なので、受注した仕事は納期までに仕上げようと無理をしてしまいがち。それをやめなければなりません。

これら二つの要素が実現できれば給料を維持しつつ週休3日制は可能だというわけですね。

大企業に週休3日制は浸透するか?

私の父親の世代は週休1日が当たり前でした。今でこそ当たり前になった週休2日制ですが、当初導入された時はものすごい反発に遭った中で、松下幸之助は「一日休養一日教養」というスローガンを使って、つまりインプットを高めて本業に生かせよということを言っていました。

トップが決断すれば週休3日という制度が大企業にも浸透する可能性は十分あるということです。

インターネットやパソコン、ITインフラの普及によって昔と比べて格段に生産性が高くなったはずです。これからももっと便利な機能が出てくると思います。

それに社会がどんどん高齢化するので、もっともっと生産性を上げなければなりません。高齢化の波はもはやどの国も止められませんし、豊かになった社会が通らなければならない試練です。

全ての働く人が余裕をもって仕事と人生を楽しめる社会になることを願います。

おわり