理人です。
昨日の記事の後編です。記事はこちらからどうぞ→きっと大丈夫。大腸内視鏡検査は怖くない(前編)
昔から腹が弱かった私
私は昔からお腹が丈夫な方ではありませんで、ストレスに弱くすぐに下痢ピーになる体質でした。便秘ではなく下痢になりやすい。
飲酒のせいもあると思いますが、朝は2-3回トイレにいっても通勤中に便意がきたりとけっこう大変なのです。
過敏性腸症候群?と思い、ドクターに聞いてみましたら、明確に違うと回答ありました。そのような所見は見られないと。
大腸がんとかポリープは見つからなかったものの、大腸内視鏡検査の結果、大腸炎が見つかりました。見つかった場所が大腸の奥で小腸との境付近だったことから、潰瘍性大腸炎とクローン病の可能性が疑われたようです。
潰瘍性大腸炎とは
聞いたこともない病名だったのですが、調べてみると安部総理がこの病気を患っているそうです。
ググってみますと
潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜(最も内側の層)にびらんや潰瘍ができる大腸の炎症性疾患です。特徴的な症状としては、下血を伴うまたは伴わない下痢とよく起こる腹痛です。病変は直腸から連続的に、そして上行性(口側)に広がる性質があり、最大で直腸から結腸全体に拡がります。この病気は病変の拡がりや経過などにより下記のように分類されます。
患者数は近年急速に増えていて現在日本での患者数は16万人とのこと。はっきりした原因は不明で発症は若年期が多いみたいです。
クローン病とは
こちらも潰瘍性大腸炎と同じく難病指定されている怖い病気です。どんな病気か調べますと、
大腸及び小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍をひきおこす原因不明の疾患の総称を炎症性腸疾患(Inflammatory Bowel Disease:IBD)といいます。
クローン病も、この炎症性腸疾患のひとつで、1932年にニューヨークのマウントサイナイ病院の内科医クローン先生らによって限局性回腸炎としてはじめて報告された病気です。
クローン病は主として若年者にみられ、口腔にはじまり肛門にいたるまでの消化管のどの部位にも炎症や潰瘍(粘膜が欠損すること)が起こりえますが、小腸と大腸を中心として特に小腸末端部が好発部位です。非連続性の病変(病変と病変の間に正常部分が存在すること)を特徴とします。それらの病変により腹痛や下痢、血便、体重減少などが生じます。
いずれの病気も内視鏡の目視だけでは断定できないので、正検といわれる病理検査を行うことになりました。
ドクターの説明では「恐らくこれらの病気ではないと思うが念のため」ということでした。
患者の方のブログを読み漁る
検査を受けてから結果が出るまで2週間かかりました。念のための検査とはいえ、やはり気になります。
今はブログというツールが発達しているので、本当に情報を得ることが容易になりました。少しググると患者さんのブログが見つかるのですね。
どんな症状でどんな苦労があるのかどうやって病気を克服されたのか等々読ませて頂きました。とても参考になりましたし不安が和らいだのを覚えています。
検査結果が届く
2週間後、会社の医務室に向かいました。検査結果がでているはずです。
結果は陰性。つまり難病を患っているわけではなかったことがはっきりしました。よかった。
結局大腸炎の原因はわからず、潜血反応が陽性とでた原因かどうかもわかりませんでした。
いずれにしても、大病がないことはわかったのでやっぱり一度受けいていてよかったなと思っています。
内視鏡検査は受けておくべき
大腸がんは日本人のがんの中で胃がんに次いで二番目に多いがんですし、食生活の変化によってその数は増えていると言われています。そして40才から大腸がんのリスクが高くなります。
大腸がんは早期発見すれば治療が可能ながんだと言われていますので40才以上は定期的にがん検査をすることが重要だと言われています。
確かに黄門様から管を入れるのは勇気がいることですが、大丈夫。痛くはありません。痛いとうより検査時はお腹にq不快な感覚がありますが、腸洗浄してますから安心してドクターに身を委ねてください。
検査後も特に痛みとか不快な感覚は残りませんし、食べたいものを自由に食べてもOKです。
経験を積んだ評判のいい専門クリニックで受けることをお勧めします。
おわり