きっと大丈夫。大腸内視鏡検査は怖くない(前編)

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理人です。
健康は全ての人にとって重要な関心事ではないかと思います。
私もいつ何が起こってもおかしくない年齢に差し掛かり、人生折り返し地点を迎えた身ですから今後健康をどうやって長く維持するかは大きなテーマであると思っています。
少し前の話になりますが、今回は小生の大腸検査の結果を報告しておきたいと思います。

潜血反応でひっかかった

1月の健康診断で初めて潜血反応が出てしまいまして、会社の診療所から呼び出しを食らいました。
3回便をとってその内2回で陽性反応がでました。
何かの間違いだと思い、検便の再検査を提案してみたのですが速攻で却下され、半強制的にその場で内視鏡検査の予約を取らされました。
医者は「もし何も発見されなくてもそれで安心だし、受けておいて絶対損はない」と繰り返し勧められました。
会社の保健室も絶対受けさせることを徹底しているみたいでとても断れる雰囲気ではありませんでした。

大腸内視鏡検査とは

内視鏡とはご経験のある方ならよくお分かりになると思いますが、そうです、黄門様から直径1センチの管を入れて大腸をくまなく肉眼で確認する検査方法です。
今はカプセル上のカメラを飲み込んで大腸内部の様子を見るという技術もあるそうですが、内視鏡は比較的古くから行われていて、確立された検査方法ですから病変の見落としのリスクも低いし安全安心な検査方法です。
大腸の病気の発見という意味ではもっとも信頼できる方法だと思います。それに最近では麻酔して検査することも可能であり、苦痛を軽減することもできます(私が行ったクリニックは麻酔なしでしたけど)。

まずは腸内洗浄

会社を休んでお茶の水のクリニックまで行ってきました。受け付けを済ませると半透明の液体を渡されます。これを1時間かけてちびちび飲みます。
途中で便意を感じるのでトイレで用を足します。これを繰り返して便が透明になったら腸内洗浄完了となります。
小ネタですが、この下剤は保険適用でなければけっこう高価な代物らしく、美容関係のお店では数万円するらしいです。なんでも腸内洗浄はお肌にいいのだとか。

いよいよ内視鏡検査

腸がきれいになったらいよいよ内視鏡検査に入るのですが、直前に腸の動きを遅くする注射を打たれます。
検査台に寝かされ、お尻を先生の方に向けて横向けに寝ます。
そうすると内視鏡がお尻から挿入されます。今まで経験したことのない違和感はあるものの、痛みはないです。
カメラはドンドン大腸の奥へと進んでいきますが、やはり麻酔がないと多少は苦痛を伴いますね。管が動くとお腹が圧迫される、そんな感じです。ただ耐えられない痛みではありません。しかも、数分で済みます。

見つかった病変

先生はモニターに撮しながら説明してくれるのですが、大腸の奥、つまり小腸の一歩手前がただれて白く変色していることがわかりました。これは大腸が炎症を起こしている証拠です。
便に血が混ざったのはこの炎症のせいかもしれません。が、血はちょっとしたことで混ざるので断定はできないと言われました。
それよりも組織の一部をとって生検にかけた方がいいと言われ、可能性は低いけど潰瘍性大腸炎もしくはクローン病という難病指定されている病気の可能性もあり得ると言われてしまいました。
後編に続く