先週は彼女にとって刺激が多すぎる一週間でした。月曜と火曜と二日連続でフルで働いて、そして木曜には辞意を伝えたわけですから肉体的にも精神的にもタフな一週間だったろうと思います。
バイト先の社員さんや他のパートさんとも会話しないといけませんし、無理してテンション上げていたんだと思います。それに仕事も覚えないといけませんし、色んなことを一気に考えて頭がショートしてもおかしくない負荷がかかっていたはずです。
そんな嫁さんと週末にオクシズへの日帰りプチ旅行をしたわけですが、少し気になったのが彼女の異様に高いテンションでした。
私の嫁さんの傾向として、どうしても気分を上げなきゃいけないとき(例えば私の実家に訪れるときなど)は多言になりオーバーリアクションする傾向があります。
そういう時は横から見ていても「あー無理しているなぁ」とわかるものです。
普段は落ち着いた性格の人なので、それほど口数が多い方ではありません。
多言になるということは少なからぬ無理をしているということですから、あまり良い兆候ではないのです。
車の中でよくしゃべるし、声が大きいので耳がキンキンするくらい。
話している内容はたわいもないことですが、ちょいちょい自己批判的や自虐的な内容も混ざります。正直あまり聞きたくない話も多いです。
でも「運転に集中したいから黙ってくれない?」とは流石に言えません。
家に帰宅してから気になってそれとなく聞いてみました。
理人:「今日はすごくよくしゃべってたね。いつもと違うからびっくりした。なんでだろうね?」
嫁さん:「そうかなぁ。言われてみたらそうかもしれない」
という感じの会話をしました。
思うに嫁さんのスイッチが入ったのは昼御飯のために立ち寄った古民家イタリアンで食事した際にお店のおかみさんと話をしてからなんですよね。
つまり、初対面の人と話をしたあたりから様子がおかしくなりました。
誰でもそういう傾向はあると思いますが、初対面の人と話をするって実はけっこうなストレスです。嫁さんも知らずに無理矢理テンションをあげていたのかもしれません。
古民家の雰囲気は確かによかったし、私も好きなんですが、嫁さんのリアクションはちょっと無理しているのかなぁ・・という感じがしました。
こんなことはうつ病でなければ全く気にならないことなんですけど、うつ病という病気は本当に厄介な病気でしてこういうテンションが高い時は自殺のリスクも高まるのです。
いつもならしないようなことを勢いでやりかねない。ふと脳裏に最悪の事態が浮かびました。
オクシズ探検したのは土曜日です。翌日の日曜日はそれほど違和感は感じませんでしたし、変な行動もありませんでした。ほっとしています。
あまり多くの刺激が短期間に脳に入ってくると良いことはなさそうなので、ぼちぼちにしとかないといけませんね。バイトにしたって無理に探す必要ありません。
自分のペースでぼちぼちやってくれればそれでいいです。兎に角生きて一緒にいてくれさえすれば私はそれ以上を望んだりしません。
そんなことを思いながら早秋の虫の音を聞いて酒を食らう私なのでした。
おわり