私、マンガもアニメも映画もそれほど詳しくはないんですが、私の今までの性向を辿って見えてきたのは小さい頃からダークヒーローが大好きだったということです。
ダークヒーロー或いはアンチヒーローの定義をググると以下のような解説になるそうです。
何をもってダークヒーローと呼ぶのかの明確な基準はなく、受け取り側の主観に依る部分が大きい。いずれにしても主人公(準主人公)か英雄像から著しく外れたものがそう呼ばれやすい。
ヒーローが悪役をやっつけるというのが定番なんですが、そのヒーローが邪悪な場合、ダークヒーローと私は定義しておきます。邪悪 vs 邪悪。この構図に痺れました。
では、私が大好きなダークヒーロー達を紹介していきましょう!(興味のない方はこれ以上読み進めないで下さい)
真っ先に思い付くのはデビルマンですね。
テレビ放送は70年代前半だったはずなので、私が生まれる前の作品ですけど小学生の頃再放送してたので衝撃を受けたアニメのひとつです。デビルマンが私にとってのダークヒーロー第一号です。
悪魔と人間のハイブリッドというコンセプトは当時の私には衝撃的でした。そんなアキラ君がただただ美樹ちゃんという女の子を守るという理由だけでデーモン族と戦うという設定が男気がありまくりです。悪魔 vs 化 悪魔というバトルも興奮しましたね。デビルアロー、デビルビーム、デビルイヤー、デビルキックにデビルチョップ。デビルマン、無敵でした。
次に衝撃度が大きかった作品はシュワちゃん主演のターミネーター2です。この映画はハリウッド映画の中でも私は最高峰だと思ってます。
T1とT2はいずれもジェームズ・キャメロン監督ですが、それ以降続く3・4といずれも本作を越えることはできなかったと思います。それくらい完成度の高い映画だったわけで、以降の映画は駄作といってもいいです。
本作公開されたのが1991年(私が中1の時)。CGが映画に多用された最初の映画と言っていいんじゃないでしょうか。旧式のシュワちゃん演じるT800と最新型T1000の手に汗握る熾烈なバトルシーンは私の脳に深く刻まれました。
T1では人類を殺しまくったシュワちゃんが今度はジョン・コナーを守るために未来から送り込まれる。そして最新型の液体金属ターミネーターと戦うというストーリーの秀悦さに身震いしましたねぇ。
あとは・・・そうですね、仮面ライダーも石ノ森章太郎の原作ではバッタと人間のハイブリッドなので、正統派ヒーローではないし、どっちかというとダークヒーローでしょう。私はブラック、ブラックRX世代ですが、どちらも好きでしたね。子供向けの変身モノですが、ストーリーがけっこう重厚でした。主人公の倉田てつをさん、今どうしてるのかなー?
最後に私がもっとも多感な高校の頃にハマったマンガのダークヒーローを紹介して〆ます。
「うしおととら」に出てくる符呪師のヒョウです。
妻と幼い子供を妖怪に殺され、復讐を誓った殺し屋であり、こちらも正統派とはいえませんが、物語の終盤で重要な役割を果たすことになります。主人公の「うしお」と「とら」以外にも様々な登場人物出てきますが、私は人生に影を背負った「ヒョウ」というキャラクターが一番好きでした。
このキャラクターは私の人格形成にもひょっとしたら深く影響したかもしれません。
物語終盤の復讐を果たす最後の戦いは何度読み返しても感動してしまいます。キンドルでその巻だけタブレットに落として未だに読んでますからどんだけ好きなんだよとつっこみ入れるくらい好きなんですよね。
こうして思い返してみるとやはり私は正統なヒーローよりもダークヒーローにどうしても強い憧れをもってしまうみたいです。この趣向が関係しているのか、私の人生も人と同じ道を歩まず、少しそれた脇道を通って目的地を目指すような傾向があると思います。
それにぼっち気質もダークヒーローと共通点があるのかもしれませんね。ダークヒーローは仲間と群れてキャッキャしませんし、私も群れることが基本嫌いです。馴れ合いも嫌いですし。
改めて自分が好きなマンガや映画のキャラクターを思い返してそんなことを考えていました。
おわり