本社と違ってここ静岡の職場は若い社員が多い。新入社員も数名いるし入社二年目の若者もいる。実に初々しい。
いつの間にか私も40代に入り、名実ともに「おぢさん」の仲間入りを果たしたわけだが、そんな若い社員と一緒に働くのは久々だし、刺激的でもある(本社はまさにおぢさんとオバサンの巣窟であり、刺激からはほど遠い場所だった)。
若い社員にとって、よき相談相手、よきメンター、或いはよき兄貴になりたいと思う。そう思えるのは少しは自分に余裕が出てきたからか。
思えば私が30代の頃、自分の仕事が手一杯で後輩社員をじっくり育てるという余裕がなかった。残業管理は今よりずっと緩く、月に60時間を超える残業などざらにあったし、徹夜もあった。
それから比べると今は「働き方改革」の浸透でかなり労働時間は厳しく管理されるようになって、昔のような長時間残業はやりたくても出来ない。水曜日と金曜日はノー残業デイ徹底日で18時以降は強制退社させられる。
業務は減らないし相変わらず会議が多い職場だが、業績はいいので人は増やしていて、一人あたりの業務負荷は一時期に比べると格段に減ったはずだ。
私は「おぢさん」ということで、一担当者ではなくなり、3名の社員(22歳♂、30歳♂、36歳♀)で構成されるグループをまとめる立場となって静岡に戻ってきた。役職的には課長補佐とか課長代理に近い。
幸い本社時代から知っているメンバーだし、新人のA君を除けば本社に異動する前から一緒に働いた同僚であるから能力の高さはよく知っている。
担当地域は米州とオセアニアでとても広い地域だが、業務量としてアメリカが圧倒的に大きいし、担当者の負荷も多い。私はある意味担当地域を持たない遊撃手のように振る舞い、担当者がさばききれない仕事をバックアップすることになりそうだ(それ以外の仕事も課長から降ってくると思うが)。
担当者が困っていても声をかけずらかったり、一人で悩んだりすると困るので、みんなが気持ちよく仕事ができるようにサポートするのが私の役割だと心得ている。それに際して以下の二点は肝に命じたい。
- 声をかけられたらちゃんと返事をして業務を止めて話を聞く
- お悩みがないか時折声をかけて話をする
- 朝の挨拶をしっかりする
もともとコミュ障気味の性格ではあるが、心機一転コミュ強男を目指すのだ。てか、これらのことって当たり前のことか。(´・ω・`)
おわり