職場に新人が配属される季節になった

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先日私の職場に新人が配属された。新人等の初々しい自己紹介なんかを聞いていると自分が新人だった頃のことを振り返ったり、今時の新人と比べたりしてしまう。

私が新卒で社会人となった15年前と今とで何が違うだろうか。うちの会社だけかもしれないが何だか女性比率が高くなった気がする。今年の新人のうち半分くらいは女性だ。

過去の新人を思い返してみても男性社員より女性の方が多かった気がする。

やはり女性の方が優秀だからか。私が学生だった頃から女性の方が学業に真面目に取り組んでいたし、優秀な人が多い傾向はあったと思う。よく教授が「男子学生は不真面目だ。ろくに授業に出てこない」とぼやいていたのを覚えている。

確かに男子学生の方がいい加減だった気がする。授業はテキトーだし、勉学に励むというより乱痴気騒ぎを好む輩が多かったし、大した自己研鑽もせず刹那的に学生時代を過ごす輩が周りにも多かった。

それに比べ最近会社に入ってくる新人は学生時代から留学したり自己研鑽に余念がない。

もはや英語は当たり前でプラスアルファもう一言語マスターする気合の入りようである。語学が堪能な人が多い。

今年我が部署に配属された新人もポルトガル語がペラペラで学生時代にポルトガルに留学していたらしい。

そういう優秀な新人が我が社に来てくれるというのはありがたいことなのだが、オーバースペックかもしれない。

というのも実際の仕事でポルトガル語はあまり役に立たない。それ以外の泥臭い仕事をこなす能力の方が求められるし、少々のことで心が折れないタフさの方が重要だったりする。

よく雇用のミスマッチとか言われて、学生が求める仕事と実際会社が与える仕事のギャップが大きすぎると問題になっている。そのためせっかく入ってくれたのに定着せず辞めてしまう人が多い。うちの会社も過去の新人は大抵もう辞めてしまっている。

新人が長く働きたいと思ってくれる職場であるべきなのだが、平気で社員に長時間残業を課すような社風だから優秀な人材ほど辞めていくのだろう。私自身金さえあればすぐにでも辞めたいのがぶっちゃけた話本音だ。

昔に比べて転職市場が発達しているから新人を同じ職場に繋ぎ止めるのが難しい時代になったと思う。

旧態依然とした考え方ではこの会社も先が思いやられる。

おわり