複利の効果で億り人は可能なのか?

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将来、今の仕事を続けるか辞めるかは置いておいて、経済的な自立を実現するためには最低でも5000万円の投資元本が必要だと思っています。このレベルまでくれば金のために仕事をしなくても生きていける。

それまでは株式投資のリターンを全て再投資に回しつつ、給与ボーナスもフルスロットルで証券口座に入金し投資元本を増やす。そして雪だるまのごとく資産を加速度的に増やしていきたい。

現時点での投資元本は1500万円程度ですからまだまだコップの水は満たされておらず、配当や売却利益に手をつける時期ではありません。今は全力で資産を増やす時期であり、使う時期ではないのです。

いわゆる「複利の力」を利用して資産を育てていく。以下の条件でシミュレーションしてみましょう。

条件① 運用期間10年

条件② 毎年入金額 300万円

条件③ 利回り 3.5%

利回り3.5%というのは今の私の配当利回りです。売却利益は含みません。高配当株への投資であれば十分現実性のある利回りかと思います。

なんと投資元本は5000万円をゆうに超えているではないですか。10年後というと私は51歳となります。まだまだ肉体的には動き回れる年齢なので思いきって第二の人生を歩んでも面白そうですね。

投資元本が5686万円という計算結果なので、配当だけで約200万円の収入が期待できそうです。月にすると16万円くらいになりますね。

しかし、まだ持ち家のローンが半分(1800万円)ほど残っていますし、突然会社を辞めてしまうと後悔するリスクもありちょっと微妙な金額です。退職金も満額でませんし、少し心許ないかも。

ですが、年間200万円もの不労所得があるのなら今のフルタイムの仕事に拘らなくてもいいのは確かでしょうし、働きたい時だけ働いてのんびりやりたいことをやって生きていくことも不可能ではないと思います。

少なくとも金のために嫌々今の会社にしがみつくということはしなくてもよくなるかもしれません。

では次に役職定年となる55歳まで継続した場合はどうでしょうか?結果は以下のグラフのとおりとなります。

何と投資元本は7807万円という驚くべき結果に。複利の力とは凄まじいですね。配当だけで年間約270万円の収入が見込まれます。月平均ですと22万円です。

もうこれだけあれば働かなくてもやっていけそうな気がしてきました。セミリタイア界隈で有名な逃げきり計算機でシミュレーションしたら155歳まで生きれるみたいです。( ; ゜Д゜)

ちなみに資産が億り人となるにはもう少し時間がかかり、18年後というシミュレーション結果となりました。私はその頃59歳になっています。

逆にこの年まで働かないと億り人にはなれないということです。1億円もあれば確かに配当だけで十分食ってけそうですが、達成時期が59歳というのはちょっと頂けませんね。

投資の目的は億ることではないですから、必ずしも億ることがゴールである必要はありませんし。

コツコツと倹約しながら入金投資を続け、高配当連続増配企業への投資をしていれば、そう遠からぬ将来経済的な自立が見えてきそうです。

運が良ければ入金できる金額は増やせるかもしれませんし、利回りも売却益を積み上げれば実際はもう少し上を目指せるかも。

ですが、投資は何があるかわかりませんし、人生には予測不能な不幸も発生しうります。もしそうなればラッキーぐらいの感覚で慎重にやっていこうと思います。

おわり