少し前のことですが、ツイッターで育休を取得したカネカの男性社員が育休明け早々に大阪への異動辞令が出て会社を辞めざる得なくなったという話がありましたね。
これが会社からの報復人事だったかどうかは知りませんが、この話を聞いて私が思ったのは「社畜乙」ということだけです。
総合職として入社した時点でこれから先会社の都合に合わせて生きていくことしかできないのがニッポンの社畜なのですね。
数年おきに異動という名の豚舎の引っ越しを伴う精神的苦痛が必ず起こります。
この苦痛は口を開けて待っていれば必ず天から降ってくる給料という名の麻薬により殆どの社畜は痛みがマヒしているのです。
どんな理不尽にも耐えられるこの毎月の給料は本当に麻薬的な作用を社畜にもたらします。
私の中にあるもやもやはそこなんです。それほどの覚悟をして社会に出たわけでもなく、何となく就職して何となくここまで来てしまった。正直言うと社畜になり切れない社畜なんですよね。
会社というところは理不尽なところで、きれいごとばかりで動いているわけでないです。
上司にとって気に食わない奴、仕事ができない奴、仕事は早いけど問題行動が多い奴、言動が生意気な奴等々曲者はどの組織にも存在します。
そういう社畜はやはり懲罰的な人事の対象になりえ、左遷させられるケースはありますね。
例えば誰も希望しないような後進国に出向させられるとか。カネカの場合は東京から大阪なんだからまだマシですよね。
うちなんてもっとえぐいです。左遷ではないですが、乳飲み子がいるにもかかわらず海外に飛ばされた社畜も実際いますからね。カネカなんてちょろいですよ。
まぁ、ものは考えようですから僻地に飛ばされても、家族に会えなくてもそれなりの給料さえもらえればいいやと思えれば苦にならない人もいるでしょう。ここまで感覚がマヒしてるのは社畜の中でも相当レアな社畜ですが。
私が懲罰的人事にあったとして、アフリカとか中東、あるいは南アジアの某国に行ってこいと言われたらどうしましょう?
もう・・・その時は会社辞めます。潔く。私はやっぱりリアルな社畜にはなりきれないようです。愛社精神なんてものもほとんどありませんしね。
若い人は資産運用をちゃんとやったほうがいいですね。種銭をこつこつためて株や債券など定額積み立てするべきだし、NISAなんかも積極的に利用するのがいいでしょう。
そしていざ会社が牙をむいてきたら逃げ出せる心の準備をいつでもしておくことが重要ですね。会社から逃げる際、資産が形成されていれば非常に心強いはず。
会社辞めたら何しようかな。まぁ、何とか生きていければそれでいいかな。
グッドラック!