大富豪は幸せなのか

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Microsoft創業者であるビルゲイツ、そしてアマゾンの創業者であるジェフベソス。

二人とも世界の長者番付の上位の大富豪で、アメリカの各社社会の象徴でもある。

ビルゲイツの総資産は13.5兆円で世界第4位。ジェブベソスは19.3兆円で世界一位らしい。

まさに我々からすると桁が違う。異次元の富豪だ。

一人では一生かかっても使いきれない資産を持っている。

だが、彼らは本当に幸せなんだろうか。多分、それほど幸せではないと思う。

金の多寡が幸せの大小を決めるとはとても思えない。

第一に人はやがて死ぬからだ。どんな金持ちも金をあの世に持っていけない。地位や名声もそうだ。

死ぬときはみんな一人ぼっちになって旅立つ。

まぁそんなことを言ってもしょうがないと思うが、これは真実だ。

資産が増えれば増えるほど、失うものが大きければ大きいほど、死ぬことを恐れるようになる。

だから彼らは誰よりも死を恐れて生きていかねばならない。

あと、この二人に共通している不幸は離婚にある。

結婚した頃、或いは出会った頃は幸せだったろう。だが、それは永遠ではない。

彼らのような才覚もあり、金もあり、名誉も地位もある人間でさえ、たった一人の女と添い遂げることすら叶わないのだ。

金がなくても、地位や名声がなくともひっそりと社会の片隅で幸せに生きている無名の人々がいて、人間としてはそっちのほうが幸せなのではないだろうか。

金や地位名声を得ることはイコール幸せの尺度とはならない。

それだけは真実である。

おわり