利確の重要性

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一応長期投資を前提に株を買うのだが、買った後にやっぱ違うかなと思えば簡単に売却したりもするので、私は筋金入りの長期投資家というわけではない。

投資の格言にあるように利食い千人力というし、株を売却することは悪いことでは決してない。

先日なんかは配当ポートフォリオ上位の三菱UFJ銀行のポジションを減らした。

何回かに分けて計6000株を保有していたのだが、株価はそろそろピークアウトしたと判断し、半分を売却したのだった。

買値は500円くらい。それを700円で3000株売ったので、一株あたり200円の儲けである。税金が引かれて160円の利益となり、48万円の利益を確定させた。

売却しなければ配当金を貰い続けることができるが、あえて売却した。

この銘柄は高配当で、今季予想は28円の配当だ。3000株だと年間6.7万円配当収入が期待できるが、売却して得られる利益48万円を稼ごうと思えば7年間かかるわけだ。

7年後、株価が上がっているか、下がっているかわからない上、その間配当が増えるか減るかは分からない。

だから一度利確しようというわけ。

それに利確しないまま含み益で放置したとしても、その利益はあくまで未実現の利益であり何も生み出さない。

含み益が出ているうちに利益を確定させ、それにやって得られた利益を再投資し、さらに利益の拡大を狙う。

この手法を時には取り入れていくことで資産形成のスピードを早めることが可能だ。

利食い千人力。

適当なところで一旦利益を確定させるのも大事だということを忘れないでおこう。

おわり