裁量労働制に関する雑感

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うちの会社も10数年前だろうか、裁量労働制なる制度を導入している。

一応名ばかりの昇進試験を受けて、それにパスしたら係長クラスに昇進し同時に裁量労働制に給与体系が切り替わる。

月20時間の残業代が給料に予め含まれることになり、これをみなし残業と呼んだりする。

残業してもしなくても20時間分(金額にして10万円くらいか)を貰えるわけだから、社畜にとって有利な面もある。特に残業をしない私のような社畜にとってはむしろ有難い制度だ。

だが、20時間を超える残業が常態化しているような社畜クラスタにとってはむしろ害悪の方が大きいだろう。

何せ20時間を超える残業はただ働きしているようなものだからだ。

何のインセンティブも働かないが、毎月40時間とか酷い月は80時間の残業をこなしている社畜は係長に昇進しようが関係なく黙々と残業し続ける。

まぁ会社を擁護すると平社員と係長ではボーナスの金額体系が異なるのでよほどのことがない限りトータル年収が下がることはない。

だが、何の裁量も与えられていないただの社畜にこの制度を適用するのはどうかと思う。本来の目的からかなり外れてしまっているのは明らかだ。

本来裁量労働制とは労働時間と成果が結びつかないような職種(例えば弁護士とか)を想定した制度だったはずだ。

それを社畜を無制限にこき使っていい制度となってしまった。

この制度の適用の範囲を拡げる法案を巡って与野党もめているが、この制度は企業に悪用されるリスクが高い(うちの会社がそのいい例だ)から拡げるなんてまっぴらだし、むしろこんな制度は止めた方がいい。

単純に残業した分の給料を払ってくれればいいだけだ。

もちろん、長時間労働はダメだから、残業時間に制限をかけるべきなのは言うまでもない。

個人的には制度の撤廃で給料が減ってしまうのは困る。が、それも仕方ないことなのかもしれない。給料分の仕事をしていないというわけだから。それは受け入れないといけない。

おわり

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