「終身雇用なんてもう守れない」という経団連会長の発言について思うこと

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「正直いって、経済界は終身雇用なんてもう守れない」

「人生100年時代に一生ひとつの会社で働き続けるという考えから企業も学生も変わってきている」

これ、先週、経団連の会長さんが言ったことらしい。ツイッター界隈でもちょっとした話題になっている。

「終身雇用を守れない」ことと「ひとつの会社で一生働かない」は、表裏一体なわけで、そういう意味では正社員の転職が一般的になった15年ほど前から始まっていることです。何も目新しいことを言っているわけではない。

転職した身である私から言えば、転職がより身近になるってのはいいことだ。失敗してもキャリアをやり直すチャンスが与えられるってことだから。いいことなんですよ。

だから経団連会長が言うとおり「一生ひとつの会社で働き続ける以外の道」はあっていいし、むしろウェルカムなこと。

問題は「終身雇用なんてもう守れない」というくだりかと思う。

今のところ終身雇用を前提とした給与体系だから、それをいきなりぶち壊すというのは副作用がでかすぎる気がする。

私は40過ぎのおっさんだが、ようやく過去の苦労が報われてそれなりの報酬を得ることが出来るようになったのに、同一労働同一賃金みたいな制度をいきなり導入されて給料を減らされると困る。

子供はいないし今後もできないから将来の養育費はかからないが、家のローンは残っている。まだ3000万ほどね。

周りを見渡してもミドル層の社畜というのは一番金がかかる時期なのだ。子育て大変。養育費大変。それをぶったぎるというのは大胆不敵もいいところ。

大企業様の総本山みたいな経団連が大企業のミドル以上を敵に回そうってこと?いや、それはないだろう。

じゃあ終身雇用が守れないってには何を意味しているのだろうか。真意は何?一体誰にたいして言ってるわけ?

勘違いしてはいけないのは、私を含めおっさん連中に言ってるわけではないってこと。

もし我々ミドルの首を切りやすくする意図を込めているなら政治的な大論争になるので、経団連会長といえども安易に言えることではないよ。

金をもっとも使っているのがミドル層なのだから、この層を苛めるとろくなことにならない。経済活動は冷え込んで景気は悪くなるは少子化がさらに加速するのは目に見えている。

ただでさえ我々ミドル層は就職氷河期で煮え湯を飲まされた世代であり、受難の時代を生きているのであり、これ以上やられたら死んでしまう。

だから我々ミドルは安心したらいい。

じゃあ一体誰に対して言っているかというとズバリ「今の若者」ですよ。

これから社会に出て社畜になろうとしている人はもう終身雇用で一生同じ会社にしがみつくという選択は出来ないよってこと。

商社の間で「ウィンドウズ2000」という言葉があるらしい。年収2000万で窓際属の高給取り社畜のことを指しているらしい。

簡単に言えば、会社にとってお荷物の使えない社畜は会社に残ることは出来ず、首を切られるってことです。

当然の話だし、至極自然なこと。

それを長い間放置してきたけど、今の学生がミドルかシニアになるころは「もうそんな制度維持すんの無理だかんね」と言っているに過ぎない。

これから会社に入って社畜としての人生を歩もうとしている若者は肝に命じた方がいい。君らの親世代は逃げ切れたろうが、君らは無理だからね。

常に価値を創出し続けられる人材であり続けること。これしかない。プロ野球やプロサッカー選手とある意味同じ。

そういう当たり前の社会に日本も向かっていくということです。

おわり

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