人生はそもそもガチャ

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若者の間で「親ガチャ」という言葉が流行っているらしい。

親を選んで生まれることができないことを言い表しているようだ。まるでガチャガチャで何が当たるか分からないのと同じだということか。

言い得て妙だと感心してしまった。

ガチャ。つまり自分ではどうしようもないこと。運命が決めることに身を委ねるしかないことって世の中にはいっぱいあるよな。

例えばサラリーマンなら配属ガチャというものもある。大きい会社組織だと胸に希望を抱いて入社式しても希望の部署に配属されるかなんの保証もないし、配属先は人事部が勝手に決める。

結婚だって一種のガチャと言えるだろう。付き合っていた時には見抜けなかったとんでもない性格が結婚後に分かることだってよく聞く話だ。

友達だってガチャ。たまたま同じクラスになった人と友達になるのであり、クラスメイトを自由に選べないのだ。偶然が重なって友達になったり恋人になったりするわけ。

そんなことを考えると人生そのものがガチャの連続だってこと。

でもね。ガチャってなんだかワクワクするじゃないですか。何が出るか分からない。ひょっとしたら凄い当たりが出るかも。

だから人生面白いんじゃないの?

と、私のようなおっさんは思います。

親を選べないのはその通りで、親も子供を選べない。上司も部下を選べなければ部下も上司を選べない。

色んなガチャという偶然が重なり合って今の現実が成立している。

ただ少ないけどガチャではなく自分の意思で決めることも出来る。

望んで努力すればなりたい自分になれる、かもしれない。

日本に生まれたから外国に住めないわけではない。その気になれば海外移住できてしまう。

日本は基本的にそういう自由な社会だと思う。ガチャはガチャと割り切って、思うように生きればいい。

おわり