海運株の含み益

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今年、資産を大きく増やせたのは海運株によるところが大きかった。ご存知の通り海運会社はコロナ禍の物流の混乱により空前の利益が出ている。

これはあくまでも一時的な利益であって、コロナ禍が終息すれば剥落する利益ではある。だからこの利益水準が今後も継続するとは考えにくい。

とはいえ今期と来期の爆益はほぼ確定的であり、今の株高は幻の利益ではなく、バブルとは言えない。

私は主要海運銘柄の中で商船三井に全力ベットした。理由は一番配当利回りが良かったから。川崎汽船は無配なので除外。配当が出ないような銘柄は基本買わないのがポリシー。

元々海運は万年割安で、銀行や商社に並ぶ割安バリュー株だった。あまりに割安すぎてこれまで買って来なかったのだが、コロナ禍で一変した。

私にとっては金の卵を産むニワトリだ。コロナ禍が終わって海上運賃が正常化しても保有し続けるだろう。

そんな商船三井だが、まずは株価の推移を見てみよう。

私が買ったのは6月頃で、株価は3000円を下回る水準だった。その後夏から海運祭りが始まった。紆余曲折あるも今再び買われて株価は上昇中だ。

早く安く仕込めたことはラッキーだったと言うほかないが、これから海運が凄いことになる確信めいたものがあったのは確かだ。

手持ちのキャッシュだけでは足りないので、含み益が少し出ているその他の保有銘柄を売却してキャッシュを作り、全力で商船三井を買いに行った。

合計で700株保有しており、それが今どれくらいの含み益を出しているか紹介しておきたい。

最後の一撃として株価が上がり始めた頃に100株追加したため平均取得単価は3414円となるが、それでも今の株価水準からすれば安い。

12月17日現在で株価は8040円であり、買値から2倍以上上がったことになる。

含み益はなんと300万円を超えており、単一の銘柄としては最大の含み益を叩き出している上、配当利回りという面でもダントツの一位である。

今期の配当予想は800円なので、配当利回りは20%を超える計算になる。銀行預金がの利息が0.001%というふざけた世界で毎年何もしなくても20%超の利息が入金されるというのはサラリーマンとして非常に心強い。

金額にして800円x700株=56万円。税金が2割取られるので正味の手取りは45万円だ。

こんなおいしい話はない。早めにしこめて大満足だ。キリがない話だが、もっと他の銘柄を売却してでも海運を買い進めるべきだった。

今年は開運に始まり海運で終わる。まさにそんな一年であった。

おわり