今年、私の金融資産が大きく膨らんだ最大の要因は──間違いなく海運株、中でも商船三井(証券コード9104)への集中投資でした。
海運業界はご存じの通り、コロナ禍による物流混乱を背景に空前の業績を叩き出しました。
これは一過性の利益だと冷ややかに見る声も多いですが、少なくとも当時の2期分の爆益は既に確定的であり、株価高騰は決して“幻の利益”ではなかったと私は考えています。
■ なぜ商船三井に全力ベットしたのか?
私は海運3社のうち、配当利回りが最も高かった商船三井に全力で資金を投じました。
- 川崎汽船 → 無配で即除外
- 日本郵船 → 魅力的だったが、商船三井の配当の方がインパクト大
- 商船三井 → 利回りが圧倒的に高かった
私の投資ポリシーとして「配当が出ない銘柄には原則投資しない」というスタンスがあるため、この選択は自分のルールに忠実だったとも言えます。
■ 当時の海運株は“割安すぎる”バリュー株だった
元々、海運株は商社や銀行と並ぶ典型的な“万年割安株”で、長らく放置していました。
しかし、コロナによって一変します。異常なまでの運賃上昇、そして業績の激変。
「これは金の卵を産むニワトリだ」と直感的に感じた私は、
手持ちのキャッシュだけでは足りず、他の銘柄を売却してまで商船三井を買いに行きました。
■ 仕込み時期と株価の推移
私が最初に商船三井を購入したのは2021年6月頃。当時の株価は3,000円未満でした。
そこから夏場にかけて、いわゆる“海運祭り”が始まりました。
その後の株価の推移はまさにジェットコースター。紆余曲折ありましたが、最終的には再び買いが集まり、株価は8,000円台に到達。


追加購入なども含めて平均取得単価は3,414円となりましたが、それでも現在の株価水準からすれば十分に割安で仕込めたと言えます。
■ 配当利回りは驚異の20%超え
2021年度の配当予想は1株あたり800円。
つまり、700株保有の私は年間56万円の配当を得ることになります(税引前)。
手取り配当(税引後):約45万円 利回り(取得ベース):20%以上
これはもう“預金の利息”と比較するのも失礼なくらいの水準です。
銀行預金の金利が0.001%のこの時代に、寝ていても毎年20%が振り込まれるという安心感。
サラリーマンにとって、これほど心強い収入源はありません。
■ 唯一の後悔「もっと買っておけばよかった」
正直なところ、他の保有株をもっと整理してでも商船三井にさらに突っ込んでおけばよかったという思いはあります。
結果論ではありますが、これは**“握力”と“判断のスピード”が功を奏した成功例**だったと思っています。
■ まとめ:2021年は「開運」ならぬ「海運」で終わった
今年はまさに「海運に始まり海運に終わる」一年でした。
商船三井への投資は、配当という安定収入と爆発的な値上がり益の両方をもたらしてくれました。
もちろん、こうした異常な業績は長くは続かないでしょう。
それでも、今後多少業績が落ちたとしても5~6%の配当が維持される限り、私の中では保有継続一択です。
商船三井は私の投資人生におけるひとつの「成功体験」であり、
これからも高配当の王者として、資産運用の柱として君臨し続けるでしょう。
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