サラリーマン引退したらタクシー運転手になる

Pocket

昨日、クリスマスイブの日は富士宮に来ていた。今年の仕事上がりに富士宮焼きそばと温泉とサウナをしっかり楽しむべく。

ホテルからタクシーを使ってお目当ての富士宮焼きそばの名店、「うめづ」に向かった。

そこでタクシーの運転手さんとあれこれ雑談をしていたところ、このタクシー運転手さん、サラリーマンとして定年まで勤め上げ、引退後タクシーの運転手として働いているのだとか。

お年は71歳と言っていた。

私が「いつまでタクシーの仕事を続けるつもりですか?」と聞いたところ、会社の社会保険がきれる75までは続けたいとのことだった。

金がないから渋々タクシーの仕事をしているというより、暇潰しというか小遣い稼ぎのようなつもりらしかった。

車の運転は好きで、先月はコロナが収まったので妻を連れて広島、愛媛、淡路島をぐるっと車で回って旅行を楽しんだのだそう。

恐らくタクシーの仕事も毎日ではなく、週2〜3回程度昼間の時間だけ働いているらしかった。

私は実は子供の頃になりたかった職業がタクシーの運転手だった。何故タクシー運転に憧れていたのかよく分からないのだが、日本のタクシーは清潔でいい。

私がサラリーマンを引退する日がいつなのか分からないが、いずれ引退する或いはさせられる日がくるのは間違いない。

経済的に働く必要がないとしても、私のようなグズは身を持ち崩す可能性が高いので、何かしら社会参画した方がいいと思っている。

子供の頃憧れていたタクシードライバーになる。なるほど、これはいい案かもしれない。

ガツガツ稼ぐ必要はないから昼間限定で、駅に並んで乗客を拾うとか、老人の病院の送り迎えとか、そういうのがいい。

夜は酔っ払いを乗せなきゃならないのでどんなトラブルに巻き込まれるか分からないので避けたい。

昨今はタクシードライバーの高齢化で成り手がなかなかいないらしいし、ちょうどいいかもしれない。

もっとも規制改革が進み、アメリカのようなUberが日本でもサービス開始となればタクシーはかなり窮地に追い込まれるに違いない。

或いは自動運転車がタクシーにも使われるようになれば運転手を雇う必要がなくなり、タクシードライバーの仕事は絶滅するかもしれない。

将来は分からないが、雇ってもらえるなら引退後はタクシー運転手というのも悪くない。

おわり